自己発見

視座を高めるには?俯瞰して現状を認識するための方法9選

高い視座を持つことで、自分にとっての当たり前が更新されて無理のない努力ができるようになります。

「がんばることが苦しい」「選びたいことを選べない」と感じるときは、視座を高めることが有効かもしれません。

この記事では、視座を高める方法についてお伝えしていきます。

場当たり的に物事を考えてしまう場合は、ここで紹介する方法を取り入れてみてください。

視座とは何か

ここでは、視座とはどういうものかについてお伝えしてきます。

視座①:視座と視野の違い

視座という言葉を理解するには、似た概念である視野との違いを押さえることが役立ちます。

視座は「誰目線で考慮するか」を、視野は「多くの要素を考慮できるか」を問われます。

どちらも同じ視界の話ですが、視座は高さで、視野は広さで表します。

  • 視座:見る高さの意識、どの位置や立場から現状や問題を見るか
  • 視野:見える範囲の情報、現状や問題をどれほど多角的/多面的に見るか

視座における目線の持ち主は、時系列や地位、実績やスキルなどの総称であり、個人を指していません。

「どの条件下の誰なのか」という意味であり、同じ自分でも視座の低い自分も高い自分も存在します。

例.視座における”誰”の違い
・「平社員の自分」として仕事に取り組む
・「将来起業したい自分」として仕事に取り組む

「視座×視野」で捉え方や思考が変わります。

情報収集をして視野を広げても捉え方が変わらない場合は、視座を上げて現状を俯瞰するように観察してみるとよいかもしれません。

  • 高い視座×狭い視野:独りよがりな選択をしやすい、他者への影響を考慮しづらい
  • 低い視座×広い視野:短期的な自分の利益ばかりを優先しやすい、ラクを選びやすい
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視座②:視座の高低の違い

視座における高い低いの違いは、長期的視点で物事を捉えられるかで判別されます。

ただし視野の広さとは異なり、「考慮する要素の多さ」ではなく「損得を客観的に評価できるか」が重要です。

  • 高い視座:長期的、三人称視点、時間軸とは関係なく利益の大きさで判断する
    (例.人を助けるためなのだから目先の労働なんて疲れるけど苦しくはない)
  • 低い視座:短期的、一人称視点、未来の利益であるほど小さく感じる
    (例.お金のためになんでこんなに働かなければならないのか)

視座が高いほど大きな目的を持ち、実現のためのコストは安いものだと捉えられる傾向があります。

目先の努力を苦しく感じるときは、視座が下がっていることが原因かもしれません。

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視座③:低い視座は悪いのか

視座は高ければ高いほどよく、低ければ低いほど悪いというものではありません。

その視座の高さがどんな影響を及ぼすのかが重要であり、問題がないならば現在の視座を維持してもよいでしょう。

  • 視座が高すぎるデメリット:自分を棚上げして物事を考える、現状と理想のギャップが大きい
  • 視座が低すぎるデメリット:認識している要素で現在だけを考える、自分の可能性を抑制する

ただし、私たちは現状を快適と感じやすく、現在の視座が最適だと思い込みやすいです。

行き詰まりを感じていなくても、定期的に視座を上げ下げして、よい選択をしやすくなる視座を模索することをおすすめします、

  • 視座を上げるメリット:大局を観れるようになる、作業への苦痛が和らぐ
  • 視座を下げるメリット:現実思考が促される、実務者の感情や危機感に共感できる
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視座を高める3つの方針

ここでは、視座を高めるための方針をお伝えしていきます。

方針①:モデリング

モデリングとは、心理学における観察学習のことです。

他者を観察して情報を集めることで、私たちはその人の行動や思考を模倣する能力があります。

視座が高い人または低い人をモデリングすれば、自分の視座をその相手に寄せられるでしょう。

例.モデリング候補
・理想の自分
・会社の上司
・ロールモデル
・憧れている偉人

ただしモデリングは、あくまで自分が抱く観察対象へのイメージでしかありません。

都合の良い解釈をしやすく、その視座が本当に観察対象と同じとは限らないということです。

たとえば「架空の社長の視座」と「実際の社長の視座」には差分があり、これを埋めるための工夫が求められます。

観察対象と同じ視座を得るためには、情報を多く取り入れるとともに、解釈と事実のズレを修正するようにしてください。

方針②:環境を変える

私たちが現状の視座を維持している理由は、環境による影響が大きいです。

自分でその視座を選んでいるのではなく、周囲の環境によって現在の視座が定着しています。

生きるために必要な視座が自動的に設定されているため、周囲の環境を変えない限り安定した視座から切り替えられません。

  • 不安定な視座:出来事や自己啓発による一時的な視座の高まり
  • 安定した視座:環境により固定化された視座

ただし、自動的に設定された視座は、あくまで現状を無理なく過ごすためのものでしかありません。

現状から変わりたい場合は、むしろこの固定化された視座が足かせになる可能性があります。

流れに身を任せることも大切ですが、現状を変えたいなら意図的に視座を変えてみてください。

そして、視座を変えると上手くいきそうだと感じたら、その視座を固定化するために環境を変えることをおすすめします。

例.視座に影響を及ぼす環境
・役割
・周囲の常識
・身につけているアイテム
・要求されている期待や責任

方針③:目標と目的の設定

「どこを目指しているか」という目標や目的によっても、視座の高さは変動します。

短期的に大きく変わりやすく、もっとも手軽に視座を高められる方針です、

ただし、多くの場合は一時的なものにとどまり、1週間もせずに視座が下がってしまいます。

例.視座に影響を及ぼす目標や目的
・なぜそれを目指しているのか
・具体的にどんな状況になりたいのか
・それを叶えたら周りにどんな影響が及ぶのか
・それを叶えないとどんな危機的な問題が生じるのか

目標と目的の設定により視座を高めて維持するには、それを毎日思い出して自分の一部にすることが重要です。

「叶えばいいなぁ」ではなく「叶って当然だ」と感じられ、叶えるに相応しい行動や思考が習慣化されるまで続けましょう。

この習慣化に有効な方法として、「アファメーション」や「ビジュアライゼーション」が挙げられます。

  • アファメーション:自分自身に未来に向けた肯定的な言葉を投げかけること
  • ビジュアライゼーション:実現した未来の姿をありありと五感でイメージすること

モデリングにより視座を高める方法3選

ここでは、モデリングによって視座を高める具体的な方法についてお伝えしていきます。

モデリング①:上の役割で捉えなおす

モデリングでもっとも手早く視座を高める方法は、自分より上の役割として物事を捉えなおすことです。

たとえば「平社員」なら、「主任」や「部長」のモノの見方を模倣します。

「〇〇の立場ならどう考えるだろうか」と「それはなぜか」を検討することで、視座を高めた状態で現状と向き合えるでしょう。

例.上の役割で捉えなおす
・課長の立場ならどのように資料を作るだろうか+それはなぜか?
・社長の立場ならどのようにお客様に接するだろうか+それはなぜか?
・メジャーリーガーならどのように練習に励むだろうか+それはなぜか?

ただし、あまりにも現状からかけ離れた役割や役職をモデリングすると、想像で補う部分が多くなり不適切な視座の持ち方を促します。

現状の殻を破るための模索としては有効ですが、実務が重要な場面では現在の1つ上の立場をモデルとして採用したほうがよさそうです。

  • 1つ上の役割:平社員が主任や上司の立場に立って物事を捉えなおす
  • かけ離れた役割:平社員が総理大臣の立場になって物事を捉えなおす

モデリング②:3つの未来の自分を作りこむ

3つの未来の自分とは、「最悪」「延長線上」「最高」の未来における自分のことです。

これらの未来の自分を想像し、それを現在に憑依させることで視座を調整できます。

例.受験生における視座の調整
・最悪の未来:勉強せずに中途半端だったことに後悔し続けている自分
・延長線上の未来:できることはやったけど成果を出せずに後悔している自分
・最高の未来:受験に成功して大学生活や社会生活を謳歌している自分

あくまで3つとも想像であるため、それを実感できるほどの想像力が重要です。

未来はどんな状況で、どんな気分で、周りに誰がいて、自分は何をしているのかをありありと想像しましょう。

このモデリング力を養うには、「現状の自分」が「過去の自分」に対してどのように感じるのかを検討することが有効になります。

例.現在の視座で過去を検討する
・学生時代に戻ったら何をするだろう、昔はなぜそれをやらなかったのだろうか
・新入社員時代に戻ったら何を優先するだろう、昔は何を優先していただろうか
・もし今の時代の新入社員になれたらどんな選択をするだろうか、自分にどんなアドバイスをしたいか

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モデリング③:ロールモデルを深く観察する

特定の役割ではなく、模倣したい個人をモデルにすることも有効です。

「〇〇さんだったらどうするだろうか」とロールモデルの思考を模倣することで、一時的に視座を高めて現状を捉えられます。

その模倣を続けていくうちに、だんだんとその視座が馴染み、いつもの低い視座に違和感を持てるようになるでしょう。

  1. 通常の視座:仕事するのめんどくさい
  2. 模倣した視座:〇〇さんだったらお客様の幸せに喜びを感じるだろう
  3. 通常の視座への違和感:お客様の幸せを前にして仕事に手を抜こうとするのはなんだか不誠実だ

そのロールモデルが生き生きとして現状を作り出している理由を分析することが大切です。

損得をどのように捉えているのか、どのようなマインドで取り組んでいるのかを徹底的に観察してみてください。

ロールモデルの考え方を尋ねたり、自分の考え方に対する意見を求めたりすることで、よりリアリティーのある視座を獲得しやすくなります。

  • ロールモデルの考え方:何を考えどのようなマインドで取り組んでいるのか、何を見ているのか
  • 自分の考え方に対する意見:自分の考えをどのように感じるのか、どうしたらよさそうか
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環境を変えることにより視座を高める方法3選

ここでは、視座を高めるための環境の変え方についてお伝えしていきます。

環境①:新しい役割になる

私たちは、自分の役割に沿った視座や考え方を維持する習性があります。

これを役割効果と呼び、同じ状況であっても役割が異なるだけでモノの見方が全く変わるのです。

例.役割効果
・親として夕食をつくる
・学校の班長として修学旅行に行く
・部下を持つ上司として事業に取り組む

とはいえ、出世や出産などの出来事が起きない限り、外部から新たな役割は与えられません。

そのため、他者から役割を与えられるのではなく、自らで自らに新たな役割を与えることをおすすめします。

たとえば子供のご飯をつくることが億劫なときは、「健康管理職」という役割を自分につける具合です。

  • 他者から役割を与えられるきっかけ:出世、結婚、出産、就職、グループへの所属
  • 自らに新たな役割を与える:現状の自分のポジションの定義化や再定義

ただし、役割は新たな責任感を持たせます。

その責任感と折り合いをつけられないと、危機感が強まりかえって苦しい思いをするかもしれません。

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環境②:熱量が高い集団に属する

環境を変えるときに真っ先に思いつきやすい方法は、新たな集団に属することでしょう。

つるみの法則とも呼ばれていて、私たちは身の回りの人間から多くの影響を受けています。

もし好影響を与えてくれる相手とだけ接することができれば、より多くの恩恵を得られるという考え方です。

例.他者から受ける影響
・視座の高さ:何を目指すか、どのように物事を見るか
・基準の高さ:何が当たり前か、赤点と平均点の境界線
・視野の広さ:何を考慮するか、どれほど情報を集めるか

熱量や視座が高い集団に属するには、会社を変えることが有効でしょう。

職場で働いている時間が最も長く、同僚や上司、部下からの影響を大きく受けるためです。

とはいえ職場は簡単には変えられないため、難しいときは次善の策として熱量の高いコミュニティに属することをおすすめします。

例.視座に影響を及ぼせるコミュニティ
・学生→塾、趣味友達、固定化した友人グループ
・社会人→習い事、オンラインサロン、定期的に交流する友人グループ

その環境で成長できる?成長環境に必要な要素と判断基準自己成長を加速するためには、成長環境を自分で整えていくことが大切です。 成長環境とは成長を促す環境のことであり、具体的には次の3つ...

環境③:視座が高い人と同じサービスを受ける

周囲からの扱われ方によって、自分の視座は変化します。

「私はこのように扱われるべき人間なんだ」と自分を評価して、自己認識を改めることにつながるためです。

軽く扱われれば視座は下がりやすくなり、丁重に扱われれば視座は高くなります。

例.視座が変動する扱われ方
・上司に期待される
・取引先からクレームを受ける
・高級レストランでおもてなしを受ける
・パートナーからだらしないとレッテルを貼られる

視座を高めるためにも、周囲からの扱われ方を意識してみてください。

視座が下がるような接し方をされているならば、距離を置いたり、提案をしたりすることをおすすめします。

お金に余裕があるならば、自分を丁寧に扱ってくれる質の高いサービスを体験してみるのもよいでしょう。

  • 視座が下がる:私はこんな格安の居酒屋にしかいけない人間なんだ
  • 視座が上がる:私は高級旅館に訪れることが相応しい人間なんだ

★サービスにおける値段が視座の高さを決めるわけではない
「サービスの値段」ではなく「そのサービスによる自己認識の変化」が視座に影響を及ぼします。
低額でも視座が高まることはありますし、高額でも視座が下がることがあることに注意してください。
・高額×視座が高まる:「高額サービスを受けるにふさわしい自分」
・高額×視座が下がる:「こういう高級サービスは息苦しいから私はやっぱり庶民なんだ」
・低額×視座が高まる:「私の存在を認めてもらえている」「こういった雑なサービスは落ち着かない」

目標と目的の設定により視座を高める方法3選

ここでは、目標や目的設定によって視座を高める方法についてお伝えしていきます。

目標/目的①:目的地を明確にする

目的地とは、目標達成をすることで実現したい未来です。

具体的に目的地をイメージすることで、目標達成のための努力を手段として認識でき、客観的な態度で挑戦できるようになります。

例.目的地と視座
・目標に焦点:ノルマを達成するために営業の電話をかけよう
・目的に焦点:お客様が幸せになり上司に喜んでもらえるように営業の電話をかけよう

目的地が曖昧になったり見失ったりすると、何のための努力かが分からなくなり、やらされている感が生じます。

ただ目先のタスクをこなすことが目的になり、視座が低くなって振る舞いや生産性も悪化するでしょう。

視座を高くするには、目標設定以上に「何を叶えたいのか」という目的地の設定が重要です。

目的地が具体的になればなるほど、視座は適切な高さになってモノの見方や取り組む態度が変わります。

★目的地に誇りを持とう
目的地を明確にしたら、そこを目指している自分に対して誇りを持ちましょう。
誇りを持つとは、その願望を持っている自分を認めることであり、粘り強さを生む土台になるものです。
もしもその目的地を恥ずかしいと感じて誇りを持てないならば、その願望が自分にとってどれほど重要で価値あるものかを検討してみてください。

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目標/目的②:さらに奥の目標を立てる

あまりに遠すぎる目的地の場合は、現実味を感じられずに視座が高まりづらい傾向があります。

そういうときは、現在よりも1つか2つ奥の目標を立ててみてください。

「進む方向性」が明確化されて、目先の目標に取り組む姿勢が適切になるような視座が得られます。

例.奥の目標を設定する
・受験生→大学に合格した後の目標は大学デビューをすることだ
・起業家→SNSでフォロワーを増やした後の目標はモニターを募集することだ
・婚活者→結婚した後の目標は仲睦まじい夫婦のまま子供を授かり育てることだ

ただし、自分の願望ではなく責務により目標を設定すると多忙感が生じやすいです。

奥の目標を立てることでむしろげんなりする場合は、「本当はどうしたいのか」「どうしたら楽しめそうなのか」を検討してみましょう。

「願望」と「目標」を紐づけて「何のための目先の目標なのか」がはっきりすれば、視座を高くできます。

  • 責務:役割を担っている者として果たすべきノルマ
  • 願望:本当に叶えたいこと、自分都合で叶えたい未来
  • 目標:目先やその奥にある責務による目標、達成すべきこと、ノルマ
  • 紐づけ:メカニズム(目標達成により願望へ及ぶ影響)
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目標/目的③:目標や目的のサイズを大きくする

目標や目的を再設定することで、視座を意図的に高められます。

「何をなそうとしているか」に視座は大きく影響を受けるためです。

例.視座の変化
・目標A:赤点を取らないように勉強しよう<学年1位を目指して勉強しよう
・目標B:お金のためにプロを目指そう<スポーツに興味を持つ人を増やすためにプロを目指そう

目標や目的のサイズを大きくするには、「数値」や「影響が及ぶ範囲」を変えるとよいでしょう。

現在よりも難易度を上げることで、視座が高まるような目標や目的になりやすいです。

  • 数値:3万円稼ぐ<10万円稼ぐ、1週間で終わらせる<3日で終わらせる
  • 影響が及ぶ範囲:私が得をする<皆も得をする、私が楽しむ<読者も楽しませる

ただし、自分の意に反するサイズ変更は、かえって視座を下げることを促します。

目標や目的のサイズを大きくするときは、自分の本心から望む未来を軸にすることが大切です。

  • 意に反するサイズ変更:こんなことをやらなきゃいけないの……
  • 意に沿うサイズ変更:ワクワクする、多くを得られそう、不安だけど試してみたい
目標設定が苦しい!目標への苦手意識を改善する方法欲しい成果や目指したい地点があるとき、目標設定はそれを得るための有効な手段になります。 しかし目標という言葉を聞くだけでなんだか苦...

視座が低くなる要因3選

ここでは、視座が低くなる要因についてお伝えしていきます。

視座が下がってしまうときは要因ごとに対処しましょう。

要因①:自己認識の悪化

自己認識とは、自分に対するイメージのことです。

自己肯定感や自己効力感、自己重要感などの自分への印象を自己認識と呼びます。

  • 自己肯定感:自分の存在そのものを認めること、よしとすること
  • 自己効力感:自分ならできると信じられること
  • 自己重要感:自分の存在に価値を感じること

低い自己認識を持っていると、自分が次のステージに立つことを想像できません。

「私なんて」と悲観的になり、謙虚さからではなく心の底から視座を高めることに嘘臭さや恥じらい、薄っぺらさを抱くでしょう。

高い視座の人を軽蔑したり、他者と自分の才能が全く異なるものだと分類したりすることもあります。

  • 嘘臭さ:妄想であり現実味が伴わない感覚
  • 恥じらい:自分にはふさわしくない大きな夢を見ている感覚、他者に笑われる感覚
  • 薄っぺらさ:地に足がついていない感覚、言葉だけで具体的にイメージができない
  • 軽蔑:高い視座は仮初でありすぐにメッキがはがれると考えること
  • 分類:自分は他者に比べて何もできない人間だと考えること

自己認識を改善するには、自分の可能性を信じることが重要になります。

まずは、自分の可能性を否定している理由を内省して明らかにしてみてください。

その理由を検証することで、徐々に自分を受け入れられ信じられるようになります。

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要因②:基準が低い集団に属する

基準が低い集団とは、現状のタスクだけに取り組めばいいと考えている人たちのことです。

高い視座を持つ人は余計なタスクを増やす要因だと考え、その人の視座を下げようとします。

  • 基準が高い集団:大きな目標を達成しようとする集団、前向きな集団
  • 基準が低い集団:目先のノルマをこなせばいいと考える集団、保守的な集団

基準が低い集団に属していると、高い視座を持つことに恥じらいを抱くようになります。

また、環境の力を借りられないため、視座を高く維持するのに激しく消耗してしまうでしょう。

例.プロ志望の野球選手
・甲子園常連校:プロを目指していることを受け入れられやすい、成長するための提案も歓迎されやすい
・万年1回戦敗退校:プロを目指していることをバカにされやすい、成長するための提案も害だと見なされやすい

視座を高めることが困難だと感じたら、現在所属している集団について分析してみてください。

もし基準が低い集団に属しているなら、以下のいずれかを実行することをおすすめします。

  • 現在の集団の基準を高める:集団目標を「一回戦突破」ではなく「全国大会に出場」にする
  • 現在の集団と自分を区分する:同調圧力に負けない工夫をする、周りに自分の目的を受容される
  • 基準が高い集団に新たに属する:強豪校に属する、地域の名門クラブにも属する
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要因③:不安や恐怖に飲み込まれる

挑戦をするとき、そのステップごとに不安や恐怖が生じるものです。

これに飲み込まれると視座が下がり、目先の緊急度の高いタスクに振り回され、やらされている感も生じるでしょう。

例.視座に影響を及ぼす不安や恐怖
・周りへの影響
・周りからの評判
・成功への不確実性
・失敗による損失の大きさ
・挑戦へのコストの大きさ

挑戦に伴う不安や恐怖を軽減するには、損失の大きさを検証して再評価することが有効です。

「全体的に見たらそれほど大きな損失ではない」と納得することで、冷静に遠くを見据えられる視座を維持できます。

タスクをこなしているのに目的地に近づけていないときは、不安や恐怖から緊急度に振り回されている状態かもしれません。

緊急度に振り回されている理由に焦点を当て、重要なタスクにも取り組めるような安心感を育むことをおすすめします。

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まとめ

視座とはモノの捉え方であり、高いほど三人称視点に、低いほど一人称視点になります。

視座が高いほど重要度を優先するようになり、自分の願望を実現するための取り組みが容易になるでしょう。

  • 視座が高い:目的地に対する重要度を主な行動基準とする
  • 視座が低い:目先の報酬や損失などの緊急度を主な行動基準とする

視座を高めるには、以下の3つの方針が挙げられます。

どれか1つだけではなく、可能であればどの方針も満遍なく実施することがおすすめです。

  • モデリング:上の役割で捉えなおす、理想の自分で捉えなおす、ロールモデルを模倣する
  • 環境を変える:役割を得る、集団に属する、サービスを受ける
  • 目標と目的の設定:目的地を明確にする、奥の目標を設定する、目標や目的サイズを大きくする