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【高単価商品】情報商材の購入でがっかりしないためには?5つの判断基準紹介

短期間で大きな成果を得られる可能性が高まるため、個人事業主としてビジネスをするうえで、高単価な自己投資商品の購入は有効な選択肢になり得ます。

しかし、高単価商品は玉石混交であり、購入判断は慎重におこなわなければなりません。

誤った購入をしてしまうと、成果が出ないばかりか資金が尽き、バイトや会社員生活に逆戻りすることになるでしょう。

この記事では、高単価商品の購入で失敗するためのリスクを減らすための方法をお伝えしていきます。

リスクはゼロになりませんが、最低限ここにある情報を踏まえて判断してみてください。

高単価商品とは

高単価商品とは、3万円~500万円ほどの自己投資商品のことです。

商品内容は主に「稼げる系」「課題解決系」の2つに大別されます。

稼げる系の商品なら30万円~100万円、半年~1年程度のサポート期間が相場です。

  • 稼げる系:月商30万円を稼ぐ方法、誰でもラクに不動所得を手に入れる方法など
  • 課題解決系:ステップメールの書き方、添削提供、マインドセットなど

また、提供される商品形態は主に次の4つです。

どれか1つだけのこともあれば、複数の提供物が含まれる場合もあります。

  • 情報:知識やノウハウの伝授(動画、PDFなど)
  • 質問:購入者特有の悩みを伝えて販売者に回答してもらう
  • 指導:スキルを直接教わる、添削してもらう
  • セッション:個別相談、グループ相談
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「高単価商品=詐欺」ではない

高単価商品は、玉石混交というだけで必ずしも詐欺ではありません。

変化するために粘り強くフォローしてくれる商品もあり、1人で試行錯誤するよりも早く次のステップに進める可能性があります。

とはいえ、情報弱者に対して一般的な知識を高く買わせる業者がいるのも事実です。

また、商品内容が不透明であるため、詐欺とは言えないまでも購入してがっかりしてしまう可能性は非常に高い傾向にあります。

  • 詐欺:約束した内容とは異なる商品の中身
    (例.月商30万円を稼ぐ方法を伝授すると売られたのに実際は精神論を熱弁する動画だけだった)
  • がっかり:期待を下回る商品の中身
    (例.月商30万円を稼ぐ方法を伝授すると売られたのに具体性が乏しい中身がスカスカな商品だった)

いずれにしても、自分に有効な商品を買うにはそれなりの目利きが必要になります。

その目利きするスキルさえ身につけば、高単価商品の購入は事業拡大の大きな助けとなるでしょう。

高単価商品のがっかりポイント

ここでは、よくある高単価商品の購入におけるがっかりポイントをお伝えしていきます。

ポイント①:偽りのラベル

偽りのラベルとは、大言壮語的な商品名のことです。

多くの人が欲しがりそうなものや状態を商品名にして、できもしない打率の低いことを約束します。

例.偽りのラベル
・半年で誰でも恋人が作れる方法
・スキルゼロでも3カ月でラクに自動収入が手に入る方法

偽りのラベルに騙されないためには、商品内容を具体的に説明してもらうことが有効になります。

「なぜこの商品を買えば3カ月で稼げるようになるのか」「具体的にどんなフォローがあるのか」などを尋ねて、商品名と提供内容のつながりを推測してみてください。

例.3カ月で自動収入が手に入る
・なぜ:SNS集客→ライン公式→販売の方法を学べば半自動的に売れるようになるから
・フォロー内容:具体的な書き方のテンプレ提供、添削など
・推測:この商品は最低限の導線を作るための内容だろう

「商品購入により生じる自分の具体的な変化」に焦点を当てることで、その商品の本質が見えてきます。

高単価商品を購入するときは、ラベル通りであることは稀であるという前提を持っておきましょう。

ポイント②:自分には合わない内容

自分には合わない内容とは、自分の課題や価値観とは異なる商品のことです。

商品内容が充実していても、全員に有効な商品なんて存在しません。

薬と同様に、自分の状態に合った商品でなければ無価値に等しいでしょう。

  • 課題:前進できない原因
    (例.文章力を上げたいのにセールスの方法を指導する商材だった)
  • 価値観:大切にしたいこと、目的、あり方、ルール、コンセプト
    (例.「売れれば何でもいい」という考え方の商品で嫌悪感を抱いた)

自分に合う商品を買うには、自分の課題と価値観を深く理解することが大切です。

「こういう商品が欲しくて、こういう商品は嫌だ」という説明ができれば、自分に効く商品を買いやすくなり、効きづらい商品は売られづらくなります。

そもそも詐欺師でない限りクチコミ内容を重視しているため、非効果的なお客様には商品を売りたくないものです。

自分の課題と必要なサポートが明確でないうちは、高単価商品の購入を見送ることをおすすめします。

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ポイント③:金額と不釣り合いな内容

金額によって内容への期待は変動します。

高ければ高いほど、良質で大量のサポートを受けられると予測するものです。

  • 100円の商品:1万文字ぐらいの文章程度だろう
  • 100万円の商品:半年間しっかりとした個別セッションや情報提供をしてもらえるだろう

しかし、人件費をもとにした計算でがっかりしないように注意しましょう。

商品価格の根拠は原価や人件費ではなく、促せる変化の内容と競合の価格だからです。

たとえば100万円なら、時給1千円×1000時間分の労働を提供してくれるだろうと期待してはなりません。

  • 原価:商品を作り売るまでの費用
  • 人件費:売った商品の内容を提供するための費用
  • 競合の価格:同じ変化を提供している商品の価格、相場
  • 促せる変化の内容:商品購入前と購入後の変化

「この商品を買えば確実に痩せられてそれを実現できるのはこの商品だけ」という条件なら、たとえ内容が6時間のトレーニングであっても何十万円にも何百万円にも価格はつけられます。

重要なのは商品の量や質ではなく、「それで本当に約束した変化が起こせるのか」ということです。

高単価商品を購入するときは、その変化にいくら払えるかを基準に検討してください。

自分に必要ない変化であれば買わずに、必要な変化であれば変化できるだけのフォローが受けられるのかを確認しましょう。

  • 買う判断:この変化は私にとって重要であり、その変化をするためにこの商品は私の役に立ちそうか?
  • 買わない判断:お得感、大は小を兼ねる、お客様感覚
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ポイント④:高すぎる期待とのギャップ

高単価商品には、非現実的なほどの高すぎる期待をしてしまうものです。

たとえば、秘匿されている誰でもラクに稼げる方法があり、それを教えてもらえると考えてしまいます。

しかし、実際はそんな魔法の杖は存在しません。

コツや押さえどころはありますが、スキルゼロのままラクに稼げる方法なんてこの世にはないのです。

例.非現実的な期待
・一度で成功できるだろう
・すべてを教えてくれるだろう
・今のままで自動的に稼げるようになるだろう
・自然とやる気がみなぎり毎日が楽しくなるだろう
・話をするだけでやりたいことが探して幸せな人生になるだろう

高単価商品を購入しようと考えたら、目的や期待を明確にしてみましょう。

もし「素晴らしい商品を買えばすべて上手くいく」と考えているなら、高単価商品の購入は見送ってください。

全てのビジネスにはコツコツした努力が必要であり、その努力をする覚悟がないうちはどんな商品を買ってもがっかりしてしまいます。

自分の期待が現実的かを判断するのは難しいため、知人や先輩にその期待の妥当性を判断してもらうことをおすすめします。

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高単価商品の購入に失敗しないための5つの秘訣

ここでは、自分に非効果的な高単価商品を購入しないための方法についてお伝えしていきます。

秘訣①:何を買うか

そもそも、自分に必要な商品が分からなければ、どの商品も博打同然になります。

そのため、今の自分の課題を明らかにして、どんな支援が必要なのかを推測しましょう。

  • 課題の種類:セールス、セミナー、ライティング、AI活用など
  • 支援内容:情報、指導、質問、セッション
  • 提供方法:個別セッション、動画やPDF、グループセッション

最低でも「真っ先に乗り越えるべき課題」だけは明確にしてください。

「期待する商品購入前後における変化」が具体的でありそれが現実的であれば、自分に不適切な商品を購入する可能性は小さくなります。

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秘訣②:誰から買うか

販売者を見定めることで、自分に合わない商品の購入可能性を小さくできます。

販売者を見定めるには、以下の行動がおすすめです。

  • 販売者の名前を検索する:人柄、経歴、社会的評価、価値観、最近の活動内容などを調べるため
  • 販売者の商品名を検索する:商品購入者の感想や変化を調べるため

販売者に関する情報を収集をするときは、「情」と「権威性」を無視してください。

どちらも商品を売るための工夫として、信用されるように作りこまれている可能性があるためです。

また、特に知名度が高い人の商品は、価格と提供内容が釣り合わない傾向にあります。

知名度分の価格が盛り込まれているため、同じ価格帯なら知名度の低い人から購入したほうが受けられる支援は充実しているかもしれません。

★インターネット検索に注意
「人名+詐欺」でキーワード検索すると、いくつかの記事がヒットすることがあります。
しかし、これらの記事を鵜吞みにしないように気を付けてください。
たいていは「購入者の体験談」ではなく「自分の商品を売るための戦略」だからです。
「Aさんは詐欺で危ないから私の商品を買ったほうがいいよ」という信用獲得方法であり、自分の利益のためだけの発言です。
インターネット検索をするときは、そうした偽りの情報に惑わされないようにしましょう。

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秘訣③:どこから買うか

資金と自己投資経験が少ないうちは、どこから買うかにも注意しましょう。

基本的には、「広告」「怪しいセミナー」「実在しないSNSアカウント」からの購入は控えることをおすすめします。

  • 広告:SNS広告、Google広告など
  • 怪しいセミナー:スキルアップできないもの、ラクに稼げることを誇張するもの
  • 実在しないSNSアカウント:販売者が特定できないアカウント、アニメアイコン

あくまでがっかりするような高単価商品を売っている人の割合が多いだけであり、中には高品質な商品を売っている人もいます。

しかし、商品の善し悪しを判別する嗅覚が鍛えられていないうちは、これらからの購入はリスクが高いということです。

可能であれば、実際に変化した身近な人に教わったり、その人を変えた人物を紹介してもらったりしてください。

このとき、知人だからといってタダ乗りしようとしないようにしましょう。

  • 変化した身近な人:最近webライターで30万円を稼げるようになった知人から指導を受ける
  • その人を変えた人物:webライターで30万円を稼げるようになった知人が購入した高単価商品を紹介してもらう

★メルマガやライン公式からの購入
メルマガやライン公式に誘導して高単価商品を売るという方法が流行っています。
しかし、これは以前から企業でも実施していた施策であり、「必ずしも危険」というわけではありません。
むしろ、メルマガやライン公式に登録したときに得られる情報は有料級なものが多く、自分に適した商品なのかを判別するのにも役立ちます。
とはいえ誇張表現も多いため、その販売者が開催している相談会に参加した後に商品を購入するか判断するようにしましょう。
1.メルマガ・ライン公式に登録する
2.ステップメールを読み自分に適した商品かを確認する
3.相談会に参加して自分の課題と求めている支援を伝える
4.求めている内容だったら購入候補としてリストに入れる

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秘訣④:どう買うか

いくら調べようとも、「確実に自分が求めている商品だ」と確信できることの方が稀です。

そのため、「ハズレが含まれたクジ」の引き方を身につけるようにしましょう。

  • アタリを見極める:自分に必要な商品か?販売者が信用できる人物か?
  • クジを引くスキルを高める:感情で購入を決めていないか?ハズレだったとしても破産しないか?

もっとも優先すべき工夫は、予算配分に関してです。

1度でアタリを引くことはほぼ不可能なので、少なくとも5つほど買える価格帯の商品に限定することをおすすめします。

また、「トキメキや不安などの感情」と「必要性」を混同させてしまうことにも注意が必要です。

購入を決めようとしている思考や感情を客観的に観察して、そもそもそのクジを引く必要があるのかを検討してください。

  • 予算配分:100万円の予算なら20万円以下の商品を5つ買うつもりになろう
  • クジを引く必要性:解決したい課題とそのクジのアタリが一致しているものを買おう
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秘訣⑤:どう活用するか

たとえ良質な商品を購入しても、それを活用できないならば何の役にも立ちません。

勉強しない人が教科書を持っていても学力が上がらないのと同じように、高単価商品を買っても使いこなせないならば課題は解決できないのです。

購入するとお客様感覚になってしまいがちですが、その感覚はかならず手放すようにしてください。

例.お客様感覚の特徴
・指示待ち(自ら尋ねない、考えて行動しない、疑問を持たない、疑問を自らで考えない)
・努力を嫌う(宿題をしない、やる気を引き出してもらおうとする)

高単価商品を買うときは、「私は善し悪しを判断できない」ということを認めましょう。

言われたことは一通り大量行動して、「納得できないから行動しない」という判断をしてはなりません。

もちろん、価値観の相違であれば従う必要はないです。

しかし、方法の成功確率に関する判断は、販売者を信じて自分では下さないことをおすすめします。

  • 価値観の判断:「人を騙すような売り方は嫌だ」と判断すること
  • 成功確率の判断:「教わった方法では成功するわけではない」と判断すること
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高単価商品の購入判断を誤診する4つの理由

ここでは、ついうっかり必要ない商品を買ってしまう理由についてお伝えしていきます。

誤診①:結果への焦り

「早くどうにかしなきゃ破滅する」という結果への焦りは、一発逆転できそうな商品を魅力的に感じさせます。

一歩ずつ進んでいく余力がないという自己認識により、一足飛びできる裏技を探そうとするためです。

  • 焦りあり:今すぐに稼がなきゃ!スキルが未熟な状態で稼ぐ方法はどこ?
  • 焦りなし:階段を1つずつ登ろう!今解決すべき課題や伸ばすべきスキルはどれだろう?

焦りは行動意欲を高めますが、誤った判断による行動を促す傾向があります。

焦燥感を抱いているあいだは高単価商品の購入を控え、現実的に何をすべきかを冷静に検討するようにしてください。

例.焦りの解消方法
・リソースを洗い出す:いつまでに結果を出す必要があるのかを再検討する
・無謀な期待を手放す:魔法の杖を探さない。成功までの一般的な過程や期間を理解する

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誤診②:ラクになることへの願望

「感情的ラク」「肉体的ラク」を得ようとすると、高単価商品を買うことが目的になりがちです。

「高いお金を払って買ったからもう大丈夫」と、高単価商品には自己を落ち着かせる作用があるためです。

  • 感情的ラク:不安を解消したい
  • 肉体的ラク:思考/試行したくない

しかし、「時間短縮のための自己投資」と「ラクをするための自己投資」は異なります。

ビジネスではラクして成功することはほぼ不可能であり、その期待を持ち続けている限り詐欺的な商品に振り回されることになるでしょう。

  • 時間短縮のための自己投資:やるべきことに対するリサーチや試行を委託すること
  • ラクをするための自己投資:やるべきことや挑戦に伴う不安を回避して成功しようとすること

そもそも販売者は購入者のネガティブ感情を強化させ、その苦しみから解放したい欲求に対して商品を売ろうとします。

感情は他者から影響を受けやすいため、「ネガティブ感情」ではなく「必要性」を購入における判断基準として優先してください。

  • ネガティブ感情:めんどくさい、怖い、不安、行動したくない
  • 必要性:この計画を少しでも早く進めるための工夫、今の自分の本当の課題

★購入候補リストを作ろう
よくある高単価商品の購入判断の失敗原因は、最初に見つけた人物の商品を購入してしまうことです。
競合や相場を調べることは面倒であり、気分が落ち込んだときに心惹かれる情報を見てつい購入意欲が高まります。
しかし、最初に見つけた人だからいい商品を売っているという根拠にはなりません。
他にも購入候補を探し、それらをリスト化して、客観的に判断するようにしてください。

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誤診③:セールスへの耐性のなさ

セールスで「NO」と断れないと、必要ないと感じていても商品を買ってしまいます。

売ることに必死な販売者も多く、断る意思の弱い人はカモにされやすいためです。

例.無理やりなセールス
・購入を決めるまで拘束し続ける
・お客様の「でも」を論破し続ける
・1人のお客様に対して複数人で購入するよう促す
・その場で購入を決めなければならない制約を設ける

自分に必要ないと感じたら、相手に遠慮せずに断るようにしてください。

相手に配慮してやんわり断ろうとすると、ずるずると説得され続けて購入することになります。

しかしそうした購入はたいてい相手を恨むだけになり、自分のビジネスを前進させるように活用できません。

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誤診④:販売者への好感度による判断

販売者は好感を持たれるように振る舞うため、「いい人そう」という評価は信用なりません。

そもそも「いい人の商品は高品質だ」とはならず、この信用から生じる期待は「詐欺ではなさそう」「手厚いフォローをしてくれそう」というものです。

もちろん「いい人」はそれらを予測する尺度になり得ますが、他の根拠も探るようにしてください。

例.他の根拠
・過去の商品購入者に接触する
・実際のフォロー内容を把握する
・提供してほしいフォロー内容を伝える

また、「すごそうな人」という評価も「だから商品は高品質だ」という結論には至りません。

名選手が名監督になるわけではないですし、時代によるトレンドも変わっています。

さらにレベルが離れすぎている人からの教えは価格ばかりが高いだけになりやすいため、本当にその人から教わる必要があるのかを検討することは大切です。

例.野球の指導を人件費計算(基礎的なバットの振り方)
・少年野球の監督に教わる:2千円~1万円(月額)
・大谷翔平に教わる:約115万円(時給)
→野球初心者が大谷翔平レベルの人物からしか教われない技術はあまりない。
出典:https://authentico.jp/blogs/column/26?srsltid=AfmBOoq8lookW1i3k1U3e21hVBDNeeil27KwjiukVNe7-VEITigdnck_

高単価商品にがっかりしたらどうすべき?

ここでは、高単価商品の購入にがっかりしたときの対処法についてお伝えしていきます。

行動①:販売者に問題点を伝える

販売者も指導のプロというわけではないため、完璧な商品を作れるわけではありません。

まずは、販売者に対して次の2点を伝えてみましょう。

  • がっかりポイント(商品の問題点)を伝える
  • 提供してほしい支援内容を伝える

がっかりポイントを伝えることで、販売者が機転を利かせて商品を改善してくれることがあります。

それにより自分の課題が解決されるのであれば、お互いにwin-winの関係を保てるでしょう。

ただし、そのがっかりポイントが誰の責任の範囲なのかには注意する必要があります。

たとえば「私のやる気を出させること」という要求は、購入者側の責任の範囲内であり、単なる悪質なクレームになる可能性が高いです。

行動②:返金されるための行動をする

セールス時の約束が果たされないのであれば、返金をしてもらうための行動をしましょう。

具体的には、以下のステップで進めます。

  1. クーリングオフの申し出
  2. 返金交渉
  3. 訴訟

クーリングオフの期限は、事業者と消費者間なら8日間、事業者間なら20日間です。

クーリングオフの期限が過ぎていたり、申し出を拒否された場合は誠意をもって返金してほしい旨を伝えてください。

返金交渉が難航する場合は、弁護士に依頼するのも1つの手です。

もし返金交渉に失敗したら、最後の手段として訴訟へと進むしかありません。

出典:
https://ishida-legal.com/information-product-fraud-coolingoff/
https://credit-lease.com/infoproduct/#index_id7

★事業者間のクーリングオフ
クーリングオフは、消費者保護を目的にした制度です。
事業者間の契約はクーリングオフの対象にならず、そのまま返金交渉や訴訟に進むしかありません。
しかし、業務提供誘引販売取引なら事業者間であっても20日間のクーリングオフが適応されます。
とはいえ業務提供誘引販売取引であるかの判断は素人には難しいため、すぐにでも弁護士に相談するようにしてください。
出典
https://engineer-style.jp/articles/11130#%E6%A5%AD%E5%8B%99%E5%A7%94%E8%A8%97%E5%A5%91%E7%B4%84%E3%81%AB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AA%E3%83%95%E3%81%AF%E9%81%A9%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%EF%BC%9F

まとめ

高単価商品は、アタリハズレが含まれたクジのようなものです。

5つの秘訣に気を配り、クジを引く能力を高めてアタリを掴むための行動をしましょう。

  • 何を買うか:自分の課題とマッチしている内容か?
  • 誰から買うか:その人物や商品は信用できるのか?
  • どこから買うか:ハズレの多い売り方ではないか?
  • どう買うか:一発逆転を狙っていないか?ハズレを引いても破産しないか?
  • どう活用するか:教わるスキルは十分に足りているか?商品の活用プランはあるか?

高単価商品による自己投資は、ビジネスにおいてどのステージでも有効です。

現状に停滞しないためにも、慎重になれど恐れすぎずに、積極的に自己投資をすることをおすすめします。