夢や理想を実現するとき、多くの人がぶつかるのが「目標達成」の壁です。
目標を設定したけど計画が後ろ倒しになり諦めてしまうという経験は、多くの人が持っているのではないのでしょうか。
しかし、コーチングを活用すれば、1人では困難な目標達成の壁を乗り越えることができます。
今回は、コーチングが目標達成に有効である理由についてお伝えするので、ぜひともコーチングの受講を検討してみてください。
コーチングとは
コーチングとは相談者の可能性を最大化して、刺激的な人生を歩むことを促す技術です。
具体的には、以下の手段によって相談者の理想や恐怖などを明確にして、望んでいる行動に取り組めるように支援します。
- 傾聴
- 要約
- 質問
- 承認
- フィードバック
アメリカではコーチング市場が1.6兆円あり、広く国民に普及している支援方法です。
実際に、Microsoftの創業者であるビル・ゲイツや、Googleの元CEOであるエリック・シュミットは「すべての人にコーチが必要」と主張しており、この発言はコーチングの有効性を物語っていると言えるでしょう。
出典:https://coach.co.jp/view/20130522.html
準備中:コーチングとは
コーチングは何を支援するのか
コーチングが支援する対象は、目標達成のプロセスです。
目標達成のプロセスとは、次の一連の流れのことを指します。
- 理想の明確化
- 現状の分析
- 目標の設定
- 計画の策定
- 計画の実行と修正
この一連の流れを実施しきることを、コーチングでは支援します。
次のような精神的な課題を抱えている場合は、コーチングが有効に働きます。
- 目的地への不安:目先の目標に虚無感や義務感を抱く
- 実行力への不安:動いてみたけど実行速度が遅い、やりたいけど動けない
ただし、厳密にいえばコーチングは「目標達成」ではなく「理想の実現」に焦点を当てます。
目先の目標達成よりも、理想を実現すること、そのために成長をすることを重視する傾向があるため、短時間での問題解決には不向きかもしれません。
準備中:問題解決の基本
目標達成にコーチングが有効な8つの理由
コーチングを受けることは目標達成にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
ここでは、コーチングが目標達成に有効な理由についてお伝えしていきます。
理由①:悩む時間を減らせるから
1人で悩むよりも、コーチと一緒に悩んだほうが短時間で答えにたどり着きます。
コーチは内省のプロであり、悩むのではなく考えるための質問を提示してくれるためです。
次のような正解がない問題にぶつかって悩み過ぎてしまう場合は、その時間と労力を省略するためにもコーチングを活用してみてください。
- 夢を追うか諦めるか:私はどうしたいんだろう
- 行動に抵抗感が伴う原因:私はなぜ動けないのだろう
- 他者との関係性の改善方法:私はどんな関係性にしたいのだろう
準備中:不安や恐怖をエネルギーへと変える方法
理由②:目的のすり替えを防げるから
1人で行動するよりも、コーチングを受けながら行動したほうが一貫した目標達成を目指せます。
コーチングを受けることで、目標に対する目的を再確認・修正して広い視野を持ちながら行動できるためです。
困難な目標であるほど、恐怖や不安、問題解決思考などによって視野が狭まります。
その結果、遠くの未来ではなく近くの困難に焦点が当たり、本来の目的とは異なる行動基準でものごとを選ぶようになってしまいます。
- 遠くの未来:家族で海外旅行をしたい
- 本来の目的:海外旅行費を溜めるためにお金を稼ぐ
- 近くの困難:上司が怖い
- すり替わった目的:これ以上関わりたくないから仕事をやめよう
目標達成において、当初の目的とそこにある熱意を持ち続けることは非常に困難です。
次のような傾向がある方は、コーチングを受けることでより早く確実に目標達成ができるようになるでしょう。
- 継続することが苦手
- 完璧主義傾向がある
- リスクが伴う挑戦が苦手
準備中:継続の方法
理由③:効果的な目標を設定できるから
1人よりもコーチングを受けたほうが、自身に効果的な目標を設定できます。
コーチは目標達成のプロであり、コーチングを受けることで次のようなコツを押さえた目標が設定されるためです。
- 本当の望みの言語化
- SMARTの法則の活用
- 目標達成が不都合である側面の払拭
効果的な目標が設定されると、やる気やモチベーションが向上して粘り強さが生まれます。
「やらなければ」から「やりたい」という気持ちに変わり、主体的な行動が増えて目標達成が早まります。
目標自体が苦しいと感じる場合は、目標設定が間違っている可能性が高いです。
目標が苦しいままでは目標を達成することが難しいので、ぜひコーチングを受けてみてください。
準備中:目標の設定方法
理由④:具体的な目標計画を策定できるから
コーチングを受けると、具体的な目標計画を策定することができます。
コーチングでは、目標達成の一連のプロセスに含まれている「計画の策定」を促すためです。
目標の達成確率は、計画の有無で全く異なります。
自分1人では行動計画を作ることが難しいという人にとっては、目標達成確率を高める要因になるでしょう。
ただし、コーチによっては計画には言及しない人もいるので、コーチとの契約を交わす前に相談してみてください。
準備中:計画の立て方
理由⑤:行動計画をコーチと共有できるから
1人だけで計画を管理するよりも、コーチと一緒に管理したほうが進捗スピードが高まります。
その理由は次の2つです。
- 計画を進めることへの動機づけが強まるから
- 計画が遅れていることにすぐに気づけて問題の解消に取り組めるから
「目標設定と計画立てはしたけど実行していない」というのはよくある失敗パターンです。
誰かに計画を共有したいという場合は、コーチングを依頼してみてください。
準備中:モチベーションの高め方
理由⑥:自分の行動を客観的に観察できるから
コーチングを受けることで、思考と言動の一致度が高まって効果的に目標に取り組めるようになります。
次の2つの技法によって、自身の思考と言動を俯瞰できてズレの修正に取り組めるようになるためです。
- 質問:本当はどうしようと考え、実際は何をしたのか
- フィードバック:コーチからはどのように見えるのか
私たちは独自のレンズを持ち、そのレンズを通して現実を解釈しています。
そのため、脚色した世界を本物だと勘違いして、問題を取り間違えることがよく起きます。
ありのままの現実を見るためには、自分の情報と外の情報とを擦り合わせることが重要です。
自分のことを安心して話せて、フィードバックをもらえる相手がいない場合は、コーチングを受講して視野を広げてみてはいかがでしょうか。
例.起業準備
・自分にとっての現実:起業内容を必死に考えている
・実際の現実:起業して怖い目にあわないために思考を止めている
・新しい行動:起業するか決めるために小さく始めてみる
準備中:アドバイスを受け取れない人の心理とは
理由⑦:自分の思考や行動をパターン化できるから
コーチングを受けることで、経験から経験値になる効率が高まって自己成長が加速します。
経験値が増える理由は、コーチングでは前回からのできごとを振り返り、次のことを言語化する機会があるためです。
- 挑戦したこと
- 成功したこと
- 成功要因
- 失敗したこと
- 失敗要因
- 次に何をどう活かすか
過去の経験を振り返り、思考や行動をパターン化することで次に活かせるツールになります。
この数か月で全く成長していないような感覚がある人は、コーチングを受けて振り返りのコツをマスターしてみるとよいかもしれません。
準備中:自己成長とは
理由⑧:1人では難しい行動を試せるようになるから
1人よりもコーチングを受けたほうが、自分にとって重要な挑戦に取り組めます。
重要な挑戦に取り組める理由は次の2つです。
- 取り組むべき挑戦を見つけられるから
- 挑戦することをコーチに約束できるから
新しく困難な挑戦であるほど、自分1人では継続力や意欲が低下してしまいます。
自分にとって勇気ある決断と行動が必要な場合は、コーチと協力してその困難な目標の達成を目指してみてください。
例.SNS攻略に苦戦している
・いつもの行動:とりあえず現在の行動を続けてみる
・挑戦的な行動:すでに成功している人からフィードバックもらう
準備中:失敗の乗り越え方
目標達成のためにコーチングを受けるメリット5選
コーチングを受けるメリットは、目標達成が促されるだけではありません。
ここでは、コーチングを受けることで得られるメリットについてお伝えしていきます。
メリット①:自己分析ができる
自分の人生を歩むうえで、もっとも重要なのは自分についての情報です。
次の2つのことを効果的に決めるには、自分の情報をもとに判断する必要があるためです。
- どこを目指すのか:そこにたどり着いて本当に嬉しいの?
- どうやって目指すのか:そのルートは自分の性質に合っているの?
コーチングでは、相談者の中を多面的に観察して、幸せになるために必要な答えを見つけます。
たくさんの知らなかった自分と出会えるため、コーチングを受ける前と後では自分に対する情報が全く異なるでしょう。
自己分析で見つかるものとして、具体的には次のものが挙げられます。
- 理想:本当は何を望んでいるのか
- 強み:使って高揚感を抱く性質は何か
- 弱み:使って不快感を抱く性質は何か
- 価値観:充実感が高まる報酬感は何か
- 行動パターンとその理由:取りやすい行動とそれを引き起こすメカニズム
- 思考パターンとその理由:取りやすい思考とそれを引き起こすメカニズム
- 怯えポイントとその理由:怯えやすい解釈と過度に怯えさせるメカニズム
- 喜びポイントとその理由:喜びやすい解釈と大きな喜びを感じるメカニズム
メリット②:孤独感が解消する
孤独感は自分のための行動に取り組むことを阻止します。
次のような思考によって、他者からの承認を得て安心したくなるためです。
- 誰にも私の本音を話せない
- 私の背景を誰も分かってくれない
コーチングでは、他者とは共有しづらい内容について話し合います。
自分の奥底にある本音を話して受け入れられる体験は、孤独感を薄れさせて前に進むための勇気を与えるでしょう。
理解者がいないあいだは自分を信じつづけることが難しく、自分の夢や希望を簡単に手放してしまいます。
孤独感が自分の人生の歩みを妨げているならば、よき理解者を得るためにコーチングを受けてみてください。
メリット③:自己決定感が強まる
自分の人生から充実感を得るためには、「自分で選んでいる」という感覚が重要です。
「自分は操り人形みたいだ」という他者に強要されている感覚は、次の2つの思考の原因になるためです。
- 私の代わりはいくらでもいる
- この人生は自分のものではない
コーチングでは、相談者の内にある願望を実現するための支援をおこないます。
「何をするのもどこを目指すのも自由だ」という感覚を得られることで、自分の人生を歩んでいる感覚を取り戻せます。
誰かの奴隷のような感覚を抱いたら、人生を自分のもとに取り戻すためにもコーチングを受けてみてください。
メリット④:目標を常に更新できる
目標達成の最終段階になると、モチベーションが一気に低下します。
「もう終わりそう」という満足感を得てしまい、目標達成への動機づけが弱まるためです。
そのため、コーチングでは「次はどこを目指したい?」という質問で、定期的に目標を更新します。
常にワクワク感を抱きながら日常を送れるようになり、日々の充実度がより一層高まります。
準備中:目標の見つけ方
メリット⑤:セルフイメージが書き変わる
セルフイメージがネガティブであるほど、自分のための行動に取り組めなくなります。
「どうせ自分には無理」という自己効力感の低さによって、希望を持てなくなるためです。
コーチングでは、セルフイメージを高めるために次の2つのことをおこないます。
- 小さな成功体験を積む挑戦を促す:私はできない→がんばればできる
- いろんな角度から相談者を観察する:私はAだ→私はBやCという側面もある
自分のための行動に取り組むには、成功できる可能性を見出すことが重要です。
「こんな自分には何もできない」という自己認識を持っている場合は、まずはその改善を目標にしてみてください。
コーチング受講の5つの留意点
目標達成においてコーチングは有効ですが、万能であるわけではありません。
ここでは、コーチングにおけるデメリットについてお伝えしていきます。
留意点①:自分の変化は感じづらい
コーチングを受けることで変化することは、さまざまな論文で証明されています。
しかし、「現在」と「過去の自分の延長線上の未来」との差分を認識することが難しく、コーチングによる変化を自分では感じづらいことに注意が必要です。
自分の変化を感じるためには、次の2つのことが有効です。
- コーチングを受ける前に現状分析を徹底する
- コーチングを受けた後に周囲からフィードバックをもらう
自分の変化に対する評価は、自己評価よりも他者評価のほうが高いことが研究でわかっています。
コーチングを受ける場合は、自分の変化を認識するための工夫をおこなってみてください。
出典:https://note.com/new_mee/n/nd05f3ac1eafe#32557d37-9279-4814-a216-98b74ed9187b
留意点②:解決方法は教えてもらえない
コーチングを受けても、問題を解決するための方法は教えてもらえません。
コーチングでアドバイスをしない主な理由は次の3つです。
- アドバイスをされた人は思考が停止して、自己探求ができなくなるため
- アドバイスをする行為は上下関係を築き、相談者が本音を話せなくなるため
- 「どう解決するか」よりも「何を解決すべきか」を見つけることを重視しているため
コーチングの支援対象は、素早い問題解決ではなく、本当に求めている未来を手に入れることです。
問題を解決するための具体的な方法を知りたい場合は、コーチングではなくコンサルティングを受けるとよいかもしれません。
例.夫婦の仲を改善したい
・どう解決すべきか:何をしたら夫婦仲が改善するのか?
・何を解決すべきか:パートナーとの関係性が崩れているのはなぜか?
準備中:コンサルとコーチの違い
留意点③:主体性が欠けると効果が一切なくなる
コーチングでは深い自己探求とそこで得た気づきの実践によって、現実を変えることを目指します。
そのため、次のように相談者から主体性が欠けていると、コーチングの効果は薄れてしまいます。
- コーチ頼りにして自らで現実を変える努力をしない
- 聞かれることに答えるだけで、自分の内面と深く向き合わない
コーチングを受けるだけでは、自分の日常は何も変わりません。
「自分が現実を変えるんだ!」という主体性を持ち、お客様感覚を手放してコーチングを受講しましょう。
留意点④:選択した責任は自分で取らなければならない
コーチングでは、意思決定を促す支援をおこないます。
人生を左右するような意思決定をするために、メリットデメリットや、欲求や恐れを明確にするということです。
しかし、どんな意思決定を下したとしても、コーチはその結果や影響に責任を負いません。
「どんな選択をするか」よりも「選択後の行動」のほうが、結果や影響への関連度が高いとコーチは考えているためです。
例.起業に失敗した
・一般的な感覚:起業をしたから破産した
・コーチ的な感覚:起業をしたけど行動が止まったから破産した
選択した責任とは、選択した後にどのような行動に取り組むのかということです。
「自分が選択してその責任を持つのだ」と決意してからコーチングを受けることをおすすめします。
準備中:他責思考の直し方
留意点⑤:カウンセリング領域の問題は悪化する可能性が高い
コーチングによって相談者が過去を克服することはありますが、コーチングでは心の治療をおこなえません。
治療に関する知識や技術をコーチは持ち合わせていないためです。
発達障害やうつ病、トラウマなどが問題の原因ならば、まずは病院を受診してください。
コーチングの契約中にカウンセリング領域の問題があると明らかになった場合、コーチの対応は次の2つのパターンに分かれます。
- A:コーチング契約の終了する
- B:コーチングの目標を「自分に適したカウンセラーを見つける」に切り替える
コーチングの代替手段
コーチングの代替手段としてよく挙げられるものに、同じ志を持って切磋琢磨しあうグループがあります。
目標達成までの過程を励まし合うことで、モチベーションを維持してゴールまでみんなで歩めるためです。
しかし、自分の本音を話し合い、自分と同じような高いモチベーションを持った人が集まるようなグループはそう簡単に見つかるものではありません。
関係性を築くにも時間がかかりますし、関係性が築かれたら今度は仲間の目が気になって思ったことを伝えられなくなります。
グループの内1人でも苦手な人がいたら、そこは自分の居場所でないように感じ、モチベーションも下がって目標達成がむしろ困難になるでしょう。
コーチングを受けるということは、そのような手間暇をかけずに目標達成までの過程を共に歩めるパートナーを見つけるということです。
コーチングを受ければ必ずしも自分に合ったパートナーが見つかるわけではありませんが、グループを作るよりも高い確率で早く目標達成に適した環境を作れます。
コーチの選び方
コーチングの効果は、コーチとクライアントとの相性に大きく依存します。
コーチを信頼できないと腹を割って話すことができず、中身の薄いコーチングになってしまうからです。
そのため、自分の予算を明確にしたら、その予算にあう信頼できるコーチを探してみてください。
信頼できるか否かを判断するには、主に次のことを調べてみることをおすすめします。
- 技量:コーチング歴、セッション総時間、資格、クチコミ
- 経歴:コーチの職歴、コーチの生い立ち
- ターゲット:誰に対してコーチングを提供しているのか
準備中:コーチの選び方
コーチングを受ける手順
コーチングを受けるためには、次の工程が一般的です。
- コーチの情報を集める:SNS、セミナー、仲介サイト、メルマガ
- コーチに接触する:セミナー、質問会
- 体験セッションを受ける:無料体験セッション、有料体験セッション
- 契約を結ぶ:契約書を交わす、オリエンを受ける
コーチング契約を結ぶまでに、自分とコーチとの相性を確認するようにしてください。
話しづらい、抵抗感がある、なんか怖いなどとあまり感じないコーチを探しましょう。
一般的なコーチングの流れ
コーチングでは、主に次の流れで話し合いがおこなわれます。
- 振り返り:今日までにやってきたことを振り返る
- テーマの決定:今日話す重要な課題と目標の設定
- 問題の明確化:課題を解決するための自己探求
- エバリュエーション:得られた気づきの言語化
- アクションプランの設定:気づきを行動に適用する案決め
コーチングで相談者に求められることは、次の3つです。
- 目標達成のための行動をすること
- セッション中に深く内面と向き合うこと
- 気づきを行動に反映させる勇気を持つこと
高度な内省技術や高い目標などではなく、主体性だけが求められます。
人生と本気で向き合いたい方は、気兼ねなくコーチングを受講してみてください。
準備中:コーチング受講の流れ
問題に対するコーチングの支援例
問題に対してコーチングはどのような支援をするのでしょうか。
ここでは問題ごとの支援の一例をお伝えしていきます。
問題①:意思決定ができない
意思決定ができないとき、コーチングでは次のことを見つける支援をおこないます。
- 本当は何を選びたいのか:本当は起業したい
- 何がその選択を妨げているのか:友人や親に反対されている
- 現状は何を選びたいか:小さく事業を始めてみる
問題②:解決方法が分からない
解決方法が分からないとき、コーチングでは次のことを見つける支援をおこないます。
- 解決の成功基準は何か:売上が30%上がること
- その解決には何が必要か:マーケティングを改善する
- それを得るための効果的な方法は何か:できている人に教わる
- 今から何をするか:信頼できる人を探し接触する
問題③:解決方法を実行できない
解決方法を実行できないとき、コーチングでは次のことを見つける支援をおこないます。
- 実行内容は何か:SNS投稿すること
- 実行の目的は何か:自分の売上を上げること
- 実行の阻害要因は何か:投稿内容をバカにされることが怖い
- 本当の恐れは何か:このことが将来的に息子に影響を与えること
- 阻害要因の検証方法は何か:自分に似た境遇の人を観察する、息子に相談する
- 何があったら実行できそうか:自分の失敗で息子が不利にならないと分かったら
- これからどこを目指したいか:息子も誇れる事業を展開して成功したい、難しい挑戦をする姿を息子に見せたい
まとめ
コーチングが目標達成に有効な理由は、目標達成を目指し続けることを支援することにあります。
弱気になって目標を途中で諦めなくなるため、困難な目標であるほどメリットがある投資です。
ただし、あくまでコーチングでは目標達成は二の次であり、理想を実現できる自分になることに焦点を当てています。
そのため主体性を持つことが重要であり、なおかつ問題解決の即効性がないことはコーチングを受けるうえで注意する必要があるでしょう。