一般的な結婚式費用は、約300万円程度といわれています。
新車も買えそうな金額で、この現実を知ったときにぼくは結婚式は無理だと確信しました。
御祝儀によって自己負担額が100万円~150万円程度に落ち着くとはいえ、大金には変わりありません。
ましてや通常の結婚式なら、式を挙げる日の2週間前に費用をすべて支払う必要があるので、とても用意できる金額ではないと考えたのです。
しかし、どうやら結婚式のお金が足りない解決策が、3つほど存在している模様。
今回は、それら3つの解決策とそれらのメリット・デメリットを紹介していきます。
Contents
・結婚式を挙げない理由とは?0円で結婚式を挙げる方法も紹介
・300万円越えが常識!?結婚式費用が高い理由と節約方法
結婚式のお金が足りないときの解決法3選
結婚式のお金が足りないことを解決するには、以下の3つの方法があります。
- ブライダルローン
- 会費制結婚式
- 安い仲介業者
それぞれどういった方法なのかを、以下でご紹介していきます。
ブライダルローンとは?
ブライダルローンとは、結婚式の費用を金融機関に借り入れすることを指します。
つまり、借金のことです。
年収や勤務年数による審査がありますが、低い金利で結婚式の費用を借りられるのが特徴。
借りる金額が高額な場合、カードローンよりもブライダルローンのほうが金利が低くなりやすいというのも魅力のひとつです。
通常の結婚式を挙げたいけどお金が足りない場合は、このブライダルローンを利用することになるでしょう。
会員制結婚式
会員制結婚式とは、披露宴と2次会を合わせたような結婚式のこと。
一般的には1.5次会と呼ばれており、北海道では定番の結婚式の形です。
通常の結婚式との違いは、御祝儀がなく親族や友人の負担が少ないことです。
本格的な結婚式とは異なり、カジュアルな結婚式として注目されています。
式場やプランにっては自己負担額も抑えられるので、格式ばった結婚式を挙げたくない方におすすめのスタイルです。
安い仲介業者
安い仲介業者とは、業者の宣伝費を削減して、結婚式費用を抑えている業者のことです。
安い仲介業者の中でも知名度が高いのは、ゼロ婚や小さな結婚式などがあります。
「300万円越えが常識!?結婚式費用が高い理由と節約方法」でも紹介しているように、現在の結婚式費用が高い理由は高額な宣伝費にあります。
安い仲介業者は、この高い宣伝費を削減することにより、非常に安く結婚式を挙げられるのです。
場合によっては御祝儀代のみで結婚式が挙げられるため、自己負担額が0円になることすらあります。
もし、結婚式費用をかぎりなく0に抑えて、なおかつ会員制結婚式よりしっかりした結婚式を行いたいのであれば、安い仲介業者に依頼することをおすすめします。
ブライダルローンを利用するメリット・デメリット
ブライダルローンを利用するメリット
ブライダルローンの利用には、以下メリットがあります。
- 結婚式費用を低金利で借りられる
- 自由に結婚式場を決められる
- 親族に頼らずに資金調達ができる
ブライダルローンを利用すれば、自分達でどんな結婚式でも挙げられます。
親族に頼っていないので親族の目を気にすることもありません。
また、仲介業者を利用すると仲介業者が提携している式場やレストランでしか結婚式を挙げられませんが、資金を調達して仲介業者を利用しなければあなた達の希望の結婚式場やレストランで結婚式を挙げられます。
もし、どこか憧れの結婚式場があるのであれば、ブライダルローンを利用するのもひとつの手です。
ブライダルローンを利用するデメリット
ブライダルローンの利用には、以下のデメリットがあります。
- 数年はローン返済生活
- 審査が遅くて厳しい
- 金利を払わなければいけない
金融機関にもよりますが、ブライダルローンは基本的に審査が厳しいです。
車や家のように担保にいれるものがないため、返済できる確証がないかぎりローンの審査には通りません。
親が審査の条件を満たしているなら親名義でブライダルローンを借りられますが、審査に通るほど裕福な親なら親にお金を借りたほうがよいでしょう。
なぜなら、ブライダルローンを利用すると、返済までに元本の1~2割ほどの金利がかかるからです。
300万円を5年間借りるなら、金利によって30万円~60万円分多く返済する必要があります。
1ヶ月あたり6万円の返済をするのなら、金利分だけで半年から1年間を返済しなければいけないのです。
金融機関に金利分支払うぐらいなら、親に借りて親に金利分を上乗せして返済したほうがよいと思います。
なにより、家計が苦しいときは、臨機応変に返済分を調整できますし。。。
ちなみに、ぼく個人の意見としてですが、ブライダルローンを利用することはおすすめしません。
ブライダルローンを利用するということは、結婚生活をマイナスからスタートすることになるからです。
引越しや家具家電の購入、出産や子育てなど、結婚生活は多くのお金が必要になります。
それなのに、結婚式のためだけに借金をしてしまうと、経済的に貧しい家庭になるのは火を見るより明らかです。
新婚旅行にも行けませんし、最悪の場合子供を諦める原因にもなりかねません。
もし、結婚式費用が足りないのであればブライダルローンを利用するのではなく「親に借りる」「会員制結婚式」「安い仲介業者を利用するなど」の選択をすることをおすすめします。
会費制結婚式にするメリット・デメリット
会費制結婚式のメリット
会費制結婚式には、以下のメリットがあります。
- 自己負担額が少ない
- 友人の負担が少ない
- カジュアルな式にできる
会費制結婚式は、アットホームな雰囲気で結婚式を挙げられるのが特徴です。
レストランなどを貸しきって行うことで、自己負担額も少なくリーズナブルに結婚式を挙げられます。
また、友人や親族は御祝儀ではなく、1万円~1.5万円程度の会費を支払うだけなので、友人や親族の負担も抑えられるでしょう。
自他共に負担が少ないため、気軽に結婚式を挙げられそうです。
親族や友人の負担を考慮したい、カジュアルな結婚式にしたい、そんなことを考えている方におすすめの結婚式のスタイルです。
会費制結婚式のデメリット
会費制結婚式には、以下のようなデメリットがあります。
- 格式ばっていない
- 相場が決まっている
- 知名度が低くて親族の目が気になる
先ほどもお伝えしたように、会費制結婚式はアットホームな雰囲気のなかで行います。
基本的にカジュアルスタイルが一般的で、会費によっては立食パーティになることもありえるでしょう。
そのため簡易的な結婚式のように見えてしまい、会費制結婚式を知らない親族からの目が気になるところです。
もしかしたら、裏で嫌な噂が流れることもあるかもしれません。。。
もちろん、1人3万円程度のプランにすれば、コース料理を着席して楽しめるような格式のあるプランもあります。
しかし、会費制結婚式の相場が1万円~1.5万円であるため、あまり高額な会費になっても「高すぎる」「ぼったくりだ」といったような悪い噂が流れる可能性があるのです。
もし、会費制結婚式を行うのであれば、まずは親族が会費制結婚式に理解を示してくれるかを確認することをおすすめします。
会費制結婚式より格式ばった結婚式のほうがよいという意見ならば、一般的な結婚式を選択したほうがよいかもしれません。
安い仲介業者を利用するメリット・デメリット
安い仲介業者を利用するメリット
安い仲介業者を利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 自己負担額を抑えられる
- 打ち合わせ回数を減らせる
- アイテムを持ち込める
先ほどもお伝えしたように、安い仲介業者を利用することで自己負担額0円から結婚式を挙げられます。
これならブライダルローンや親からお金を借りる必要もないですし、新婚旅行や結婚指輪のランクアップも夢ではありません。
以前やってもらったゼロ婚の見積りでは、20人規模なら70万円程度から、30人規模でも85万円程度から結婚式を挙げられました。
このプランにはチャペルが含まれていませんが、これが最大料金ですのでこの金額から削ることはあっても、追加料金によって費用が増すことはありません。
たとえ自己負担があったとしても大体は10~30万円程度、50万円に達することはほぼないと聞いたので、結婚式費用を大きく削減できるのは間違いありません。
また、副次的効果なのですが、安い仲介業者を利用することで打ち合わせ回数を少なくできます。
通常は7回ほどの打ち合わせが必要で、ゲストが多いときは10回以上も打ち合わせをすることもあるそうです。
しかし、ゼロ婚では通常4回、最短2回の打ち合わせで結婚式を挙げられるため、時間の節約につながります。
打ち合わせする内容を少なくしているわけではなく、1回にぎゅっと濃縮しているため、打ち合わせ内容も安心です。
空いた時間でDIYアイテムやペーパーアイテムを作れば、さらに結婚式費用を安く抑えられるでしょう。
このように、安い仲介業者を利用することで、大幅に安い結婚式を挙げられます。
ゼロ婚をはじめとした安い仲介業者による結婚式は、お金がないけどちゃんとした結婚式を挙げたい夫婦にまず確認して欲しい方法です。
安い仲介業者利用するデメリット
安い仲介業者を利用すると、以下のようなデメリットがあります。
- 選択できる結婚式場やレストランが少ない
- 知名度が低い
- 業者によってはぼったくり
安い仲介業者は、選択できる結婚式場やレストランが少ないです。
あなたが希望している結婚式場やレストランがあったとしても、選択肢として含まれていない可能性があります。
しかし、提携先は年々増加傾向にあります。
ゼロ婚でも120箇所以上もの結婚式場やレストランが選択できるので、他の安い仲介業者と合わせればさらに選択肢が増えるでしょう。
また、安い結婚式と謳って安い見積りを作成したはよいが、追加料金によって最終的に普通の結婚式場の費用と変わらない業者に遭遇する可能性もあります。
こういった被害にあわないように、仲介業者の口コミはかならず確認するようにすることをおすすめします。
結婚式のお金が足りないなら安い仲介業者に相談してみよう
結婚式のお金が足りない問題には、以下の3つの解決策があることをお伝えしました。
- ブライダルローンでお金を借りる
- 1.5次会ともいわれる会員制結婚式
- 安い仲介業者への依頼して格安結婚式
なかでもおすすめなのは、安い仲介業者への依頼です。
選べる式場が少ないことがネックですが、自己負担額が通常の半分以下に抑えられることに比べれば対したデメリットではないでしょう。
自己負担額が減ることで、新婚旅行をランクアップできますし、出産費用として残しておくこともできます。
なにより、お金がまったくなくても結婚式を挙げられるので、結婚式を挙げたいけどお金が足りなくて挙げられない夫婦はぜひとも利用して欲しい方法です。
しかし、仲介業者のなかには、見積りだけ安くて最終的には普通の結婚式と変わらない費用を請求する業者もいます。
安い仲介業者に依頼する方は、かならず仲介業者の口コミをインターネットやSNSなどで確認してください。