「剣山」や「石立山」など山が多い徳島県。
しかし山登りのときに心配になってしまうのが熊との遭遇、、、
登山の最中やキャンプしているときに熊と遭遇するなんて、とても笑い話になりません。
そこで今回は徳島県の山には熊が生息しているのか?生息しているのなら遭遇しないようにする対策を紹介していきます。
を紹介します。
徳島には熊が生息しているのか?
徳島県には熊が出る!
1970年ごろまでは四国のあちこちに熊が生息していました。
しかし、現在では徳島県と高知県の県境にある「剣山」でのみ生息が確認されています。
熊の種類はツキノワグマ。
ツキノワグマの特徴は胸部に白い三日月模様がある黒い毛色の熊です。
大きい固体ですと、体長180mで体重120kgになります。
ヒグマに比べると攻撃的ではないとはいえ、素手の人間では勝てる相手ではないでしょう。
四国の熊は絶滅の恐れあり
「剣山」でのみ生息が確認されているツキノワグマ。
しかも実は頭数が20頭前後とされており、環境省の「絶滅の恐れのある地域個体群」に指定されているのです。
これはブナの木が減ったことや、1970年代以前にツキノワグマの狩猟が推奨されていたことが原因のひとつです。
今では絶滅させないように、狩猟の禁止や保護運動が行われており、なんとか頭数を増やそうとしています。
徳島県の熊による被害
徳島県での熊による被害は全く報告されていません。
目撃情報も年に1回あるかどうかの頻度で、普通に生活しているのなら遭遇するのも難しいのです。
というのも、剣山に生息しているツキノワグマは標高1000m以上に生息しているため人里にはなかなか降りてこないのです。
しかし、もし「剣山」登山やキャンプなどでツキノワグマの生息地に近づくのなら用心していくことをおすすめします。
熊対策ってなにがある?
熊に遭遇しないための対策
ツキノワグマは深夜から早朝にかけて最も活動します。
ですので、その時間帯はできる限りツキノワグマの生息地に近づかないことが肝心です。
また、鈴やラジオによって音で熊を退かせる方法が昔から存在します。
しかし音に慣れている「新世代グマ」といわれる熊が近年登場しており、音による効果が失われてきているという報告もあります。
最近では爆竹や火薬銃による「音」+「臭い」で熊を退ける方法も登場してきているので、参考にしてください。
もし熊に遭遇したら?
もし熊に遭遇したらどうすればよいのでしょうか?
調べてみたところ、環境省に対策マニュアルがあったので紹介します。
※参考:豊かな森の生活者 クマと共存するために(平成28年)
距離が離れていた場合(クマがこちらに気付いていない)
→ゆっくりと静かに立ち去る比較的距離が近い場合(50m 程度)
→両腕をふりこちらの存在をクマに知らせ、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。森林内であれば、万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにする。距離が近い場合(20m 程度)
→クマがパニックになり突発的な攻撃をする可能性があるため、刺激しないことが大切。走ったり大声を出したりせず、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。森林内であれば、万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにする。クマが突進してきたら(威嚇突進)
→威嚇突進の場合は、途中で止まり後退することが多い。落ち着いて、クマとの間に障
害物がくるようにゆっくりと後退する。クマが突進してきたら(本当の攻撃)
→クマスプレーを目や鼻をめがけて噴射する。
クマスプレーがない場合は、防御姿勢をとる。
熊対策グッズ
徳島県で猟師になりたい人へ
自治体によって異なる猟師への補助金
自治体では資料免許受験者に補助金を支給している場合があります。
しかし自治体によって補助金の内容は異なるのでよく調べておきましょう。
徳島市の補助金内容を紹介いたしますので、比較の参考にしてください。
※参考:徳島市ホームページ
交付対象者
次の各号のいずれにも該当する者。
1.徳島市内に住所を有する者
2.新たにわな猟免許を取得する者
3.免許取得後に徳島地区猟友会に入会し、免許取得から3年間狩猟者登録を行い徳島市内で有害鳥獣の捕獲活動を行うことができる者交付対象経費及び補助額
対象経費は次の各号に掲げるものとし、補助金の額は当該対象経費の全額とする。
1.狩猟免許取得にかかる初心者講習会受講料(テキスト代含む。県猟友会主催)
2.狩猟免許試験受験申請料(徳島県)
※合計13,200円を予定。定員
平成30年度は先着2名を予定
狩猟団体
多くの人は、猟師になったら狩猟団体「猟友会」に入会します。
そうすることにより、猟師仲間が増え、情報交換や場合によっては狩猟の仕方を見学させてもらったり教えてもらうことができるからです。
しかし「猟友会」の情報がインターネット上で見つかることはほとんどありません。
最近では猟友会のホームページを作っているところもありますが、多くはないのです。
ですので、自治体に相談したり、知人に紹介してもらう必要があります。
狩猟免許の受験時期と費用
2018年に行われる徳島県の狩猟免許の受験は3回。
7月・8月・1月に行われ、それぞれ1ヶ月以上前から募集がはじまります。
費用は5千円ほど。
このほかにも狩猟免許講習会に参加したり、免許によっては銃の資格をとったり、購入したりと何かとお金と時間がかかるので注意が必要です。
猟師になりたいと考えている人はあらかじめ情報収集をしておきましょう。
参考 https://www.pref.tokushima.lg.jp/jigyoshanokata/kurashi/shizen/5016925
さいごに
いかがでしたでしょうか?
徳島県のツキノワグマは環境省の「絶滅の恐れのある地域個体群」に指定されており、なかなか人前には現れません。
それも「剣山」の標高1,000m以上の高さに生息しているのですからなおさらです。
しかし、可愛そうだからといって人の食べ物を山に捨てたりはしないようにしましょう。
もしツキノワグマがそれを食べ、味を覚えてしまったら人里に出没する可能性があります。
人に被害が出たら命を奪わなければならなくなるのです。
せっかく頭数を増やそうとしているのにそんなことをしたら、むしろ絶滅に追い込むことになってしまいます。
ツキノワグマをたすけるために行った行動が絶滅を招いたなんて笑えない話です。
ツキノワグマが可愛そうだと思って力になりたいと思うのであれば、保護活動を行っている団体の力になれないか相談してみましょう。
きっとそれがツキノワグマのためになるはずです。
以上で徳島県の山には熊が出没するのか?熊にあわないための予備知識をおわります。