突然ですが、
あなたはトイレについてどれほど詳しいですか?
地方移住をするのなら、
トイレに関する知識は身に付けておくことをおすすめします。
地方の空き家物件のほとんどは、ドッポントイレや簡易水洗トイレであり、
トイレの知識がないまま空き家を賃貸すると、痛い目にあうかもしれません。
このページでは、トイレの種類とそれぞれのメリットデメリットを紹介しています。
地方移住に失敗しないためにも、あらかじめトイレに関する知識を予習しておきましょう。
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・最重要|地方移住を失敗させないための予備知識とは?
トイレの種類
トイレは大きく分けて「和式」と「洋式」、
さらに分けると「水洗トイレ」「簡易水洗トイレ」「ボットントイレ」にわかれています。
以下では、それぞれの違いを紹介していきます。
和式と洋式の違い
和式と洋式は、座るかしゃがむかの違いです。
最近では学校でも、和式からリフォームするほど、洋式が普及しています。
それほど普及している洋式ですが、
地方の空き家では、和式トイレがほとんどです。
築年数が古いほど、和式トイレの確立が高まります。
しかし、和式から洋式に変えることは可能です。
簡易的なものでよいのなら、
5千円ほどで、洋式風にするグッズも販売されています。
しっかりとリフォームするにしても、
20万円程度の費用で、工事が行われているようです。
和式から洋式にリフォームをするにしても、
それほど大きな金額にはなりません。
そのため、空き家を賃貸・購入するとき、
和式か洋式かというトイレの違いには、それほどこだわる必要がないと思います。
水洗・簡易水洗・ボットンの違い
空き家を賃貸・購入する場合は、
トイレの種類が、以下のどれであるかを調べましょう。
- 水洗
- 簡易水洗
- ボットン
これらの種類は、和式と洋式とは異なり、
変更するには手間やお金がかかります。
もし、トイレにこだわりたいのなら、
空き家物件は、どのタイプのトイレなのかを調べておきましょう。
以下では、それぞれのトイレの特徴を紹介していきます。
水洗トイレとは、排出物を下水道処理するトイレのことです。
日本の場合は、下水道の普及率が78%ほどですので、
人の多い地域の人は、ほとんどが水洗トイレを利用していることになります。
簡易水洗トイレというのは、
水洗トイレと汲取り式トイレの中間のようなものです。
トイレに弁があり、
少量の水で流すことで、衛生面や臭いが多少ましになります。
ボットントイレの仲間として、分類される場合が多いです。
ちなみに簡易水洗トイレは和式・洋式があります。
空き家情報を見てみましたが、
ほとんどの田舎の空き家は簡易水洗トイレが多いですね。
ボットントイレというのは、
排出物を直下に落とすトイレのことです。
ボットントイレは、排出物が溜まっていきます。
あふれさせないためにも、
定期的にバキュームカーという車で、排出物を運搬してもらわなければなりません。
水洗トイレと比べると、ボットントイレは臭いや衛生面に問題があります。
しかし、古い家や下水道が普及していない地域では、ボットントイレが主流です。
それぞれの長所と短所
以下では、「水洗」「簡易水洗」「ボットン」の長所と短所を紹介していきます。
地方で家探しをするためにも、予習しておきましょう。
水洗トイレの長所と短所
水洗トイレの長所といえば、衛生的で臭いを発しにくいことです。
掃除もしやすく、物を落とす心配もないというのも嬉しいところですね。
水洗トイレの短所といえば排出物を流す際、水の消費量が多いことでしょう。
アフリカのような水資源が豊富ではない国では、
水を使いたくないために、水量をケチって詰まらせてしまうこともあるそうです。
水資源が豊富な日本にとっては滅多に起きないことかもしれませんが、
その分、水道代は確実に高くつきます。
しかし、水量が少なくても流せるエコタイプのトイレも販売されています。
新たにトイレを設置するのなら、一考する価値はあるでしょう。
簡易水洗トイレの長所と短所
簡易水洗トイレの長所は、水量が少なく済むことです。
汲取り式なのに臭いも衛生面もそこそこなので、
簡易水洗と言わなければ、気づかないという人も珍しくありません。
ぼくも北海道にいる間は、簡易水洗トイレを使用していました。
しかし、臭いや衛生面の問題は、感じませんでした。
簡易水洗トイレの短所は長所と同じです。
水洗トイレよりは臭い・衛生面に対して劣ります。
また、重量によって弁が開くので、
物を落とした場合、悲惨なことが起こる可能性もあるでしょう。
ボットントイレの長所と短所
ボットントイレの長所は、水が必要ないことです。
水が必要ないので水道代がかからないため、
経済的といえば経済的です。
ボットントイレの短所は臭いと衛生面、それと弁がないことです。
臭いはぷんぷんしますし、
掃除もしにくく、虫が発生する場合もあります。
また、弁が無いため物や乳幼児が、転落してしまうかもしれません。
実際に乳幼児が落下して死亡した事故もあるので、
小さい子どもがいるのなら、注意する必要があります。
排出物の処理方法
水洗トイレ・簡易水洗トイレ・ボットントイレの紹介しました。
しかし、トイレの種類によって、排出物の処理の仕方も異なります。
以下で紹介する内容は、排泄物の処理方法についてです。
ボットントイレの家に住むことを考えている人は、よく覚えておいてください。
排出物の処理の種類
排出物の処理は、以下の3種類にわかれています。
- 下水道
- 浄化槽
- 汲取り式
水洗トイレは、下水道処理です。
簡易水洗トイレ・汲取り式トイレの場合は、浄化槽・汲取り式のどちらかです。
下水道処理
下水道処理とは、排出物や生活排水を下水道に流し込む処理方法です。
下水道で浄水して、きれいになった水を自然に戻します。
水洗トイレの場合は、下水道処理がほとんどです。
下水道処理を利用する場合は、
下水料金がかかりますが、非常に衛生的といえます。
浄化槽処理
浄化槽処理とは、排出物を浄化槽に流す処理方法です。
浄化槽に流してきれいな水に浄化した後は放流します。
排出物は浄化槽内で浄化されるので、バキュームカーは必要ありません。
しかし、浄化しきれなかったものを汲取るために、
年に1度の検査や清掃などが法律で決まっています。
また、浄化槽は「単独浄化槽」と「合併浄化槽」に分かれています。
単独浄化槽は、トイレの排出物のみを送り込むための浄化槽です。
排出物のみですので、生活排水は流せません。
合併浄化槽の場合は、トイレの排出物と生活排水を流せます。
ちなみに、単独浄化槽は新たな設置を禁止されているので、
平成13年以前に建てられた物件なら、単独浄化槽のトイレであることはないでしょう。
汲取り式
汲取り式とは、トイレの排出物を直下に落とす仕組みのトイレのことです。
排出物をバキュームカーで、定期的に運搬してもらう必要があります。
この方法は真下に排出物を溜め込むため、臭いがきつく、衛生的にもよくないです。
虫が発生しやすく、全く人気がありません。
しかし、古い家は汲取り式が多く存在し、
賃料や売値が安い場合は、汲取り式である可能性が高いです。
リフォームするならいくらぐらい?
以下では、リフォームするのなら、
いくらぐらいの予算が必要かを紹介していきます。
物件が気に入ったけど、トイレが気に入らないときは、
リフォームすることを検討してみてください。
汲取り式→水洗
汲取り式から水洗に変える場合は、
浄化槽か下水道に接続しなければなりません。
そのため、非常に大掛かりな工事になります。
工期は1週間以上かかることも珍しくありません。
費用も高額になる傾向にあり、100万円ほどです。
汲取り式→簡易水洗
汲取り式から簡易水洗にする場合は、
処理方法を浄化槽処理と汲取り式のままのどちらにするかによって、費用が異なります。
処理方法が汲取り式のままなら、
リフォームにかかる費用は20万円前後です。
しかし、簡易水洗は水を流しますので、
汲取り式の容量に達してしまいやすくなります。
そのため、頻繁にバキュームカーを呼ぶ必要があるので、
処理方法が汲取り式のままで簡易水洗にする場合は、注意してください。
浄化層を新たに設置をするのなら、100万円を超える場合がほとんどです。
浄化槽を設置するためには、大規模な工事が必要になります。
その結果、工事費が膨らみやすいのです。
リフォームするなら【リショップナビ】で見積もり
トイレをリフォームする場合は、リフォーム会社に依頼するのが一般的です。
しかし、どこのリフォーム会社に依頼するべきか分からなかったり、
そもそもリフォーム会社がなかったりするかもしれません。
そんなときは、
インターネットでリフォーム会社を探すことをおすすめします。
インターネットで探すなら、【リショップナビ】がおすすめです。
【リショップナビ】の長所は、以下の2つあります。
- 見積もりが無料
- 【リショップナビ】がリフォーム業者を厳選している
リフォーム会社が悪徳業者か、そうでないかはぼく達にはわかりません。
リフォーム業者の口コミサイトもないですし、なおさらです。
しかし、【リショップナビ】なら、
【リショップナビ】が厳選した業者だけを紹介してくれます。
その上、リフォーム代を無料で見積もりをしてくれるのです。
複数業者に見積もりを無料で依頼をできるので、
一般的な業者に依頼するよりも、かなり安い工事費用になる可能性もあります。
これによって、業者選びがとても捗るでしょう。
下手な業者を選ぶ可能性も抑えられるので、一石二鳥です。
多くあるリフォーム会社から選ぶのは大変ですので、
ぼったくりを行うような悪徳業者に依頼してしまう可能性を抑えたいのなら、
【リショップナビ】で一括見積もりをすることをおすすめします。
さいごに
トイレの話は、いかがでしたでしょうか?
空き家を賃貸・購入する際、
トイレ事情は、絶対についてまわる問題です。
空き家を調べるときは、
以下のポイントを確認することをおすすめします。
・和式 or 洋式
・水洗 or 簡易水洗 or ボットン
・下水道処理 or 浄化槽処理 or 汲取り式
これらは、値段に大きく影響を及ぼす要素です。
どのトイレまでが許容できるのかを、よく検討しておきましょう。
以上で、「空き家の知識|トイレの種類と処理方法!水性・簡易水性・汲取りの違い」をおわります。
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