白線引きとは駐車場や駐輪場にある白い線を書くことです。
駐車場や駐輪場を経営している人は切っても切れない関係ですよね。
実際僕の知り合いは駐車場経営をしているのですが、数年に一度一緒に白線引きをしています。
人によっては身近な白線引きなのですが、実はきれいに仕上げようと思わない限り難易度は低いのです。
ですので、見栄えをそれほど気にせずに塗ってしまいたいという人は、是非じぶんでやってみましょう!
白線引きに必要な道具
必要な道具
・補修材
・白線専用塗料
・ガムテープ
・平刷毛
・ローラーの毛
・ハンドル(ローラーの柄)
・かわすき
・ほうき
・マジックペン
・メジャー
・分度器
・コンパス
以上の12点が白線引きに必要な道具です。
少し多いですよね。
用途理由を書いていきますので必要なものを揃えましょう。
必要な道具の用途
補修材
補修材は地面の状態によって使用しましょう。
白線専用塗料
地面の材質によって異なります。
また、水性と溶剤の2種類があるので環境などに配慮して購入しましょう。
ガムテープ
ガムテープは大量に使います。
引く長さをあらかじめ確認しておけば必要な量がわかるでしょう。
平刷毛
ローラーでは塗りづらいところで使用します。
ローラーの毛
地面の材質に異なりますが、中長毛か長毛を使いましょう。(長毛推奨)
ハンドル(ローラーの柄)
ローラーの取っ手部分です。
これがないとローラーで塗れないので気をつけてください。
かわすき
地面をケレンするときや養生のときに使います。
ほうき
掃除で使います。
マジックペン
あったら便利
メジャー・分度器・コンパス
メジャーと分度器とコンパスは新しい白線を引くときに必要です。
既存の線に上塗りをする場合は必要ありません。
まとめ
以上が必要な道具の詳細です。
既存の線に重ね塗りをする場合は簡単ですが、
新規に線を作る場合はメジャーやコンパス、分度器を使って長さや角度、間隔を導き出さないときれいに仕上がりません。
ですので、新規に線を作る場合は前もってどういう白線を引きたいのか考えておきましょう。
また、数字やマークを入れたい人は型抜きされた板を購入するとよいでしょう。
型抜きされた板は使用後に板を掃除すればきれいになるので、一度購入すれば何度でも使用可能です。
白線引きの工程
まずは手順を一通り紹介しその後に詳細を書いていきます。
- 掃除・ケレン
- 補修
- 養生
- だめこみ
- ローラー塗り
- 乾燥
- だめこみ
- ローラー塗り
- 乾燥
- 養生ばらし
- 掃除
以上が白線引きの工程です。
11工程ありますが大きく分けると前準備、塗装、掃除の3工程ですのでそれほど難しくありません。
では詳細を書いていきます。
掃除・ケレン
塗装する前にはどこを塗る場合でもそうですが、掃除をする必要があります。
地面も例外ではありません。
これは塗るときに石などがある場合、その部分だけ剥がれて再度塗りなおすのを防いだり、
そもそも掃除をしないと養生がくっつきにくかったりするからです。
また、掃除前には必要な場合はケレンをしましょう。
ガムやテープがくっついたまま塗装するわけにはいかないので。
他にも邪魔なものを動かしたりとここで行う作業量は比較的に多いです。
補修
クラック(亀裂)や穴がある場合は補修する必要があります。
補修材は乾かすのに時間がかかるために前日には完了するようにしましょう。
養生
主にガムテープを使って養生します。
しっかり密着させるために貼ったところを踏んだりしましょう。
また、既存の線に重ね塗りをする場合は一人で養生してもよいのですが、
新規の白線を引く場合は二人以上で養生をするようにしましょう。
というのも、一人で地面を向きながら養生をするとどうしても曲がってしまいます。
しかし二人で養生をする(二人でテープの両端を持ちピンと伸ばした状態で地面に貼る)場合はまっすぐに貼りやすいので、絶対に二人以上で養生をしましょう。
また、ローラー塗りではなくスプレーによる吹きつけの場合はガムテープの上にさらにマスカーを貼りましょう。
スプレーによる吹き付けの場合ものすごく散って汚れやすいためです。
しかしマスカーは風になびくと剥がれやすく養生の崩壊の原因になるので、ガムテープを使いしっかり固定するようにしましょう。
だめ込み
だめ込みとはローラーで塗りにくいところを刷毛で塗る作業です。
この作業をしておくと時間の短縮になり、ローラーではみ出す等の失敗も少なくできるので、かならずこの作業をしておきましょう。
ローラー塗り
ローラー塗りはそのままローラーで白線を塗る作業です。
あまり勢いよく塗るとしぶきが飛び自分も地面も汚れるので注意してください。
特に近くに車や自転車がある場合は要注意です。
乾燥
乾燥時間は材料に記載されているのでしっかり守りましょう。
生乾きで塗るときれいに仕上がらないので要注意です。
また、乾燥させている時間は人が踏まないように張り紙やコーンを置いたりと配慮するようにしましょう。
養生ばらし
養生をはがしていきます。
ガムテープに付いた塗料は乾きにくいため、地面が乾いているからと言って勢いよくはがさないようにしましょう。
また、ガムテープと一緒に塗料が剥がれてしまう場合があります。
剥がれそうに感じたらかわすきで塗料部分を押さえて慎重にはがすようにしましょう。
掃除
最後は掃除をします。
掃き掃除や動かしたものを元に戻す作業です。
最後の作業ですので丁寧にしっかりとやりましょう。
まとめ
以上が作業工程の詳細です。
実際にやってみるとそれほど難しい作業ではありません。
ただし、養生からはみ出さないように慎重に塗る必要はあります。
また、機会で塗るようなまっすぐな線はプロがやってもほぼ不可能です。
線ががたがたになるのが嫌な人は、白線引きの機会をもっている業者に受注しましょう。
白線引きの注意点
ここでは白線引きの作業をするときに特に気をつけて欲しいことを紹介します。
・掃除は丁寧に
・作業中や乾燥中に人が入ってこないように人払いを徹底する
・物を移動させる場合は位置を覚えて慎重に
・天気のよい日に作業する
・車や自転車を汚さないように
・ガムテープをしっかり密着させる
・ローラーは勢いよく転がさない
・乾燥は記載されている時間しっかり乾燥させる
以上のことを守って作業するとトラブルを極力少なくすることができます。
なによりも完成度以上に他人に迷惑をかけない配慮が必要なので、その点をよく考えて作業するようにしましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
白線引きは作業自体は完璧さを求めない場合に限り難易度が低い作業となっています。
材料や使う道具もホームセンターやアマゾンなどに売っているため素人でも気軽に白線引きができます。
しかし作業場が車通りや人通りが多い場所ですので、トラブルに発展しやすいのです。
そうならないためにも前もって作業日時を伝えたり、当日は踏まれないように張り紙を貼ったりと多くの配慮が必要になってきます。
もし車や自転車に塗料が付着して誰かに迷惑をかけてしまうという心配があるという人は、プロの業者に受注することをおすすめします。
プロの業者は万が一のために保障できる保険に入っている場合が多いので、安心して作業を任せることが可能です。
また、完成度も時間も素人よりは断然きれいで早いので、受注すれば納得の白線を短時間でかいてもらえるでしょう。
プロの業者に受注する場合は白線の長さや幅を計ればなんとなくの値段はわかるります。
ですので、自分でやるか受注するかは自分で見積もりをしてからでもよいでしょう。
どちらを選択するにしてもメリット、デメリットは存在するのでよく考えてから行動することをおすすめします。
以上で<DIY>経費削減!白線引きを自分で塗装するための手順と道具とは?をおわります。
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