ケレンはどのような塗装を行うときでも、
かならず必要となる工程です。
しかし、塗装するものによって、
使用する道具が異なります。
今回紹介する内容は、
ケレンの重要性とケレンに使う道具についてです。
DIYで塗装をする場合でも、
ケレンは必ず行う工程なので、参考にしてください。
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ケレンって何?
以下では、ケレンについて説明してきます。
ケレンがなぜ必要なのかが記述してあるので、
ケレンをする前にお読みください。
ケレンとは?
ケレンとは、劣化したと膜や錆を除去したり、
デコボコした下地を平らに均一にする作業のことです。
ケレンは、下塗り塗装前に行います。
どのような物を塗装するとしても、
基本的には、ケレン作業が欠かせません。
ケレンの有無で、仕上げに大きく影響するので、
塗装をするのなら、確実に行うようにしましょう。
使う道具は、サンドペーパーや皮スキなど。
何を塗るのか、何を目的にケレンを行うのかによって、
使用する道具が異なりますので、よく調べてからケレンを行ってください。
ケレンを行わないとどうなる?
ケレンは、仕上がりに大きく影響する重要な作業です。
ケレンを行わないということは、
劣化した塗膜や錆の上に、塗装をするということになります。
そうすると、塗膜の密着性が弱くなり、
すぐに剥がれてしまう原因になってしまうのです。
他にも、すぐ錆が発生したり、
デコボコして肌触りが悪くなったりなど、良いことがありません。
せっかく手間をかけて上塗りをしても、
ケレンをしなければ全てが無駄になってしまいます。
きれいに仕上げたかったり、塗膜を長期間維持させたい場合は、
かならずケレンを行うようにしましょう。
ケレンに必要な道具
ケレンは、用途によって様々な道具を使用します。
以下では、道具の特徴とおすすめの道具を紹介しますので、
ケレンをするときの参考にしてください。
サンドペーパー
サンドペーパーとは、紙やすりのことです。
ケレン作業でもっとも使用します。
使える範囲が広く、
現場に行くときは常備する道具のひとつです。
サンドペーパーを使用することで、
凹凸がなくなり、肌触りがよくなります。
パテのケレンはもちろん、鉄部・木部・モルタルなど、
さまざまな場面で使用でき、鉄部の目荒らしにも効果的です。
サンドペーパーの番号が大きいほど、目が細かくなります。
目が細かいほど肌触りがよくなるので、
用途によって使い分けるようにしましょう。
皮すき
皮スキは、劣化した塗膜の除去や、
モルタルのデコボコを除去するときに使います。
刃先が硬いので、丈夫で使いやすいです。
ケレンの他にも、一斗缶を開けたり、
ローラーを取り外したりと様々な使い方ができます。
塗装をするのなら、
ひとつは持っておきたい道具です。
金ベラ
金ベラは、刃先が鋭く柔軟性もあります。
金ベラのサイズはたくさんあり、
番号が大きいほどサイズも大きくなるので、
購入するときは覚えておいてください。
大きいサイズの金ベラは、
継ぎ柄に装着して、床のケレンによく使用します。
しかし、皮スキほど丈夫ではないので、
硬いものに使用すると、刃が欠けてしまうかもしれません。
それでも、使い勝手は非常によい道具ですので、
内壁や床を塗装する際は、準備しておくことをおすすめします。
ちなみに金べらは、ケレン以外にもパテで使用しますので、
下地補修でパテを使用するのなら、小さいサイズの金ベラも購入しておきましょう。
サンダ
サンダもしくはサンダーは、ケレン用の機械です。
振動する機械に、
サンドペーパーを装着して使用します。
四角型と三角型の形状がありますが、
おすすめは三角型です。
三角型の方が隅までケレンができるため、
より細やかな作業をすることができます。
木の塗膜を剥がすときに使用することが多いですが、
塗膜の削りすぎには、注意しましょう。
装着するサンドペーパーは、
必ずサンダ用のサンドペーパーを購入してください。
まとめ
- ケレンを行わないと、ペンキの密着力が落ち、性能が落ちる
- ケレンはサンドペーパや皮すきを使うなど、さまざまな方法がある
- 木部やパテのケレンは、サンドペーパーを使う
- 外壁や床のケレンは、皮すきや金ベラを使う
さいごに
ケレン作業は、塗装の工程の中でも重要な作業です。
ケレン作業の有無で、まったく異なる仕上がりになりますので、
かならず行うようにしましょう。
何をケレンするのかによって、
必要な道具は異なります。
ケレン前に、よく確認してから、
ケレン道具を購入するようにしてください。
以上で、「【ケレン】DIY塗装でもケレンは必要?ケレンに必要な道具も紹介!」をおわります。
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