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DIY|床の塗り方と必要な道具_コンクリート・フローリング塗装

投稿日:2018年10月11日 更新日:

 

DIYが最近流行っており、自分で塗装をする人も増えてきました。

床の塗装も、DIYで塗ることが可能です。

しかし、難易度が高いためあまりおすすめはしません。。。

今回は床の塗装方法と必要な道具、注意したいことを紹介しますので、これを読んで実際に床の塗装をするのか検討してみてください。


床について

 

床の塗装をする場合、かならず床の種類と床の状況を確認しましょう。

床の状況によってはものすごく重労働になる可能性もあるので、自分でできそうなのか判断することが大切です。

 

床の種類

一般的に床は3つの種類に分類されます。

あなたの塗る床はどれに分類されるのか確認しましょう。

 1.コンクリート  

駐車場や店舗の中など、耐久性が必要な場所は基本的にコンクリート床になります。

コンクリート床はもともと凹凸があるので、ペンキが密着しやすく、とても塗りやすいです。

しかし、適正な下塗り塗料を選ばないと、吸い込みムラや、油が浮いてくるので気をつけてください。

 

 2.フローリング  

日本の一般的な家庭の床はフローリングが多いです。

フローリングは木製品なため、コンクリートとは塗り方が異なります。

また、木製品は塗る方法が「塗りつぶし」「ステイン」「木材保護塗料」の3通りあるので、あなたがどう仕上げたいかよく調べておく必要があるでしょう。

DIY|木を染める方法と必要な道具_木の塗り方

 

 3.樹脂製の床  

クッションフロアやフロアタイルなど、木でもコンクリートでもない床が最近流行っています。

この素材は安価で、様々な性能をもっている製品も出回っており、種類によって塗るのに必要な道具や工程が異なるので気をつけましょう。

種類も多様なので、今回は樹脂製の床に関しては省略させていただきます。

 

その床は塗れるのか?

今回はコンクリートとフローリングの塗装方法を紹介しますが、その前にやらなければならないことがあります。

それは、「そもそもその床は塗れるのか?」という確認です。

 

たとえばカーペットが敷いてあるコンクリート。

これを塗り替えるにはカーペットを取り除き、接着剤を薬品や機会を使って剥がさなければいけません。

この作業がとても手間で、正直DIY初心者にはおすすめできません。

 

また、フローリングに関しても同様のことがいえます。

塗膜のタイプによっては、普通のケレンでは塗ってもすぐに塗料が剥がれてしまいます

剥離剤を使用したり、機械を使って塗膜を削ったりする必要があるのです。

 

このように、「あなたが塗ろうとしている床は本当に塗れるのか?」ということを確認してください。

そして、もし自力では無理そうでしたら、プロの塗装業者に依頼しましょう。

 

床の塗装方法と注意点

 

 

床の塗装は壁の塗装より難易度が高いといえます。

とくにフローリングは難しく、神経質にならなければなりません。

フローリングの傷を補修したい場合は、塗装ではなく補修キットを使うという方法もあるので、参考にしてください。

 

塗装の注意点

塗装をする際、気をつけないといけないことがあります。

これらを守らないと、仕上がりが悪くなるので、よく覚えておきましょう。

 1.コンクリート塗装  

・養生部分は刷毛で薄く塗る

養生部分をローラーで塗ったり、刷毛でたっぷり塗ってしまうと、滲む原因になります。

そうならないために、絶対に刷毛で薄く塗ってください。

 

・塗料溜りを作らないようにする

塗装は、塗料を平らに散布するものです。

しかし、移動して塗るのですから、どうしてもローラーとローラーの境(つなぎ)に跡ができてしまいます。

それを作らないように、つなぎ部分はかすれさせるように塗りましょう。

 

・靴の裏に養生をする

塗りたての床は、足跡がつきやすいです。

また、塗料が靴に付着しやすい状態でもあります。

その状態で靴を履いて塗装すると、仕上がりがきれいにならないばかりか、靴もよごれてしまいます。

そうならないために、靴の裏にバイオランテープを貼りましょう。


 2.フローリング塗装  

・木目に沿って削る・塗る

木を塗る場合、絶対にやってはいけないことに、木目とは違う方向にケレン・塗装をする行為があります。

これをしてしまうと、けれん跡や塗装跡ができてムラの原因になってしまうのです。

そうならないために、かならず木目に沿って作業するようにしましょう。

 

・1本1本仕上げる

木は特に、つなぎ跡ができやすいのです。

ですので、木を塗る場合は1本ずつ塗っていきましょう。

1本ずつ塗れば、つなぎ跡ができにくくなります。

 

・気泡や塗料溜りをつくらない

気泡や塗料溜りを作ってしまうと、その部分だけ色が濃くなったり、白くなったりします。

それはすごく目立ちますので、気泡や塗料溜りを作らないように、慎重に塗っていきましょう。

また、刷毛を使う場合は毛が抜けないように、あらかじめ毛をむしっておくことをおすすめします。

 

 ・クリアの刷毛と染色の刷毛は分けて使用する  

染色で使った刷毛をクリア塗料に使用してしまうと、色ムラができてしまう原因になります。

そうならないように、かならず染色用の刷毛とサンディングシーラー・クリア塗料の刷毛の最低2種類の刷毛を用意しておきましょう。

 

 

コンクリート床の塗装方法

1.下地補修

まずは亀裂の入った部分や、ちょっとした穴などを補修しなければなりません。

エポキシパテやコーキング剤を使って補修していきましょう。

エポキシパテを使う場合は、しっかり平らにすることを心がけてください。

 

 2.清掃  

補修剤が乾いたら掃除をしましょう。

邪魔なものをどけたり、床を箒ではいたりします。

ホコリやゴミなどがあると、その部分だけ塗料が剥がれてしまう原因になるので、しっかりと掃除をしましょう。

 

 3.養生

壁やどうしても動かせない家具を養生しましょう。

まずガムテープとマスカーを使うことをおすすめします。

床との境にガムテープを貼り、その上にマスカーを貼ってビニール部分を上に押し上げる。

そうすると、ローラーを多少雑に扱っても、壁や家具を塗料から保護することができます。

養生の作業は 2.清掃 より先に行っても問題ありません。

<DIY>塗装屋さんが使う養生道具・養生テープ

 

 4.下塗り 

下地補修・清掃・養生が終わったら、下塗りを行いましょう。

まずは刷毛を使ってローラーでは塗れない部分を塗っていきます。(ダメ込み)

養生部分はすべて刷毛で塗っていきましょう。

ダメ込みが終了したら、次はローラー塗りです。

継ぎ柄を使うと楽ですので、使ってもよいと思います。

DIY | 継ぎ柄の基本的な使い方と継ぎ柄の選び方_初めての塗り替え塗装

 

 5.中塗り  

下塗りが完全に乾いたら、中塗りを行います。

中塗りは、上塗りと同じ塗料を使いましょう。

作業方法は下塗りと同じように、ダメ込み→ローラー塗りの順です。

ちなみに、下塗り・中塗り・上塗りを行った後は、しばらく床に足跡がつきやすい状態になります。

足跡をつけないように、靴底部分にバイオランテープを貼るなどの対応をしましょう。

 

 6.上塗り  

中塗りが乾いたら、上塗りを行います。

同じ色ですので、塗り残しがないように、丁寧に塗っていきましょう。

上塗りも、ダメ込み→ローラー塗りの順で塗っていきます。

 

 7.養生はがし 

上塗りが乾いたら、養生をはがしましょう。

養生と一緒に塗膜がはがれてしまう可能性もあるので、カッターで切り込みを入れておくときれいに養生をはがせます。

 

 8.清掃  

養生をはがしたら、片づけをしましょう。

どかしたものを元の位置に戻し、壁や家具に付着した塗料を落としてください。

清掃が終わったら、すべての作業は終了です。

フローリング床(ニス仕上げ)

 1.ケレン  

まずはケレンを行い、ニスを剥がします。

サンドペーパーや剥離剤を使うとよいでしょう。

フローリングを水で濡らしたとき、色が変わるまでケレン作業を行います。

ケレン作業はかならず木目に沿って削ってください。

 

 2.下地補修 

ケレン作業が終わったら、下地処理を行いましょう。

木工用パテを使って、傷や穴を埋めます。

パテが乾いたら、段差がなくなるようにサンドペーパーでケレンしてください。

 

 3.清掃  

下地補修がおわったら、ほこりやゴミを取り除きましょう。

丁寧に箒で掃いてください。

雑巾でふきとると、なおよいでしょう。

 

 4.養生  

壁やどうしても動かせない家具を養生しましょう。

まずガムテープとマスカーを使うことをおすすめします。

床との境にガムテープを貼り、その上にマスカーを貼ってビニール部分を上に押し上げる。

そうすると、ローラーを多少雑に扱っても、壁や家具を塗料から保護することができます。

養生の作業は 3.清掃 より先に行っても問題ありません。

 

 5.染色  

ステインを使って染色しましょう。

しかし、一度染めてある場合は、濃い色に仕上がってしまうため注意してください。

刷毛で塗った後にウエスでふき取ると、ムラなくきれいに塗ることができます。

もし傷の部分だけ色を染めたい場合は、補修キットを使うとよいでしょう。

 

 6 .中塗り  

染色作業が終わって、木が乾いたら中塗りです。

サンディングシーラーを使って、厚みをつけましょう。

そうすることで、耐久性が向上します。

基本的に木の塗装は、刷毛で塗ることをおすすめします。

ローラーを使う場合は、気泡を作らないように、丁寧に行ってください。

また、ケレン・染色・中塗り・上塗りはかならず木目に沿って行いましょう。

そうしないとムラの原因になります。

染色・中塗り・上塗りは木1本ずつ塗っていくと、ムラになりにくいので覚えておいてください。

 

 7.ケレン  

中塗りが乾いたら、ケレンをしましょう。

中塗りがすべすべの手触りになるように削っていきます。

気泡ができている場合は、このときに削りとってください。

ケレンが終了したら、かならず清掃をしましょう。

 

 8.上塗り(ニス仕上げ)  

中塗りのケレンが終わったら、上塗りです。

上塗りも、中塗りと同じく、刷毛で塗ることをおすすめします。

気泡を作ってしまっては、もったいないですから、、、

 

 9.養生はがし  

上塗りが乾いたら、養生をはがしましょう。

 

 10.清掃  

養生をはがしたら、片づけをしましょう。

どかしたものを元の位置に戻し、壁や家具に付着した塗料を落としてください。

清掃が終わったら、すべての作業は終了です。

 

フローリング床(木材保護塗料仕上げ)

 1.ケレン  

まずはケレンを行います。

「造膜」・「半造膜」タイプは、塗膜がはがれるまでしっかりケレンを行ってください。

「浸透」タイプは、木の肌触りがなめらかになるまでケレンをしましょう。

 

 2.下地補修  

ケレン作業が終わったら、下地処理を行いましょう。

木工用パテを使って、傷や穴を埋めます。

パテが乾いたら、段差がなくなるようにサンドペーパーでケレンしてください。

 

 3.清掃  

下地補修が終わったら、清掃をしましょう。

ホコリやゴミがないようにしっかりと箒ではいていきます。

雑巾でふき取ると、なおよいでしょう。

 

 4.養生  

壁やどうしても動かせない家具を養生しましょう。

まずガムテープとマスカーを使うことをおすすめします。

床との境にガムテープを貼り、その上にマスカーを貼ってビニール部分を上に押し上げる。

そうすると、ローラーを多少雑に扱っても、壁や家具を塗料から保護することができます。

養生の作業は 3.清掃 より先に行っても問題ありません。

 

 5.塗装  

塗装を行います。

木材保護塗料を塗っていきましょう。

刷毛で塗った後にふき取ると、ムラになりにくいです。

 

 6.養生はがし  

塗料が乾いたら、養生をはがしましょう。

 

 7.清掃  

養生をはがしたら、片づけをしましょう。

どかしたものを元の位置に戻し、壁や家具に付着した塗料を落としてください。

清掃が終わったら、すべての作業は終了です。

 

床の塗装に必要な道具

 

コンクリート床

 1.下地補修  

・エポキシパテ(おすすめ)

・コーキング剤

・サンドペーパー

 

 

 2.養生  

・ガムテープ

・マスカー

・バイオランテープ

 

 3.塗装  

・水性プライマー

・水性床用塗料

・継ぎ柄

・ローラー

・刷毛

・バケット、カートリッジ

 

 

 4.その他  

・箒

・ウエス(タオル)

・かわすき

・ラスター

 

フローリング床(ニス仕上げ)

 1.ケレン・下地補修  

・サンドペーパー

・木工用パテ

 

 2.養生  

・ガムテープ

・マスカー

・バイオランテープ

 

 3.塗装  

・ステイン

・サンディングシーラー

・ニス

・ウエス

・刷毛 or コテ刷毛 or ローラー

・さげつ、カートリッジ

 

 

 

 

 

 4.その他  

・箒

・ラスター

・かわすき

フローリング床(木材保護塗料仕上げ)

 1.ケレン・下地補修  

・サンドペーパー

・木工用パテ

 

 2.養生  

・ガムテープ

・マスカー

・バイオランテープ

 

 3.塗装  

・木材保護塗料

・ウエス

・刷毛orコテ刷毛orローラー

・さげつ、カートリッジ

 

 

 4.その他  

・箒

・ラスター

・かわすき

 

まとめ

・床は、「コンクリート」「フローリング」「樹脂製の床」に分類される

・塗装をする前に、本当に塗装できるのかを確認する必要がある

・フローリングは、木目に沿って「ケレン」「塗装」を行うこと

・基本的に、「ケレン」「下地補修」「清掃」「養生」「塗装」の順番

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

床の塗装は難易度が高く、きれいに仕上げることが難しいです。

特にフローリングの塗装は工程も多く、使う材料も多いため、出費がかさんでしまいます。

ですので、もし無理そうだなと感じたら、すぐにプロの塗装業者に依頼しましょう。

 

以上でDIY|床の塗り方と必要な道具_床塗装をおわります。

-DIY

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