農作業や田舎移住をすると、
必ずついて回る問題が草刈です。
その草刈をするための機械が草刈機なのですが、
この草刈機は数多くのメーカーが出しており、
様々な性能のものが存在します。
しかし初めて購入する人、
特に田舎移住者は、
今まで田舎に住んだことがない人が多いため、
草刈機に慣れておらず、
何を購入すればよいのか迷う人も多いようです。
今回はそんな人でも分かるように、
草刈機を購入する前に知っておきたいことを紹介していきます。
草刈機を購入する際は、
ぜひとも参考にしてみてください。
・田舎移住する前に知っておきたい税金などの支出のはなし
・日本に生息している毒蛇とは?田舎に行くなら覚えておきたい蛇のこと
・トイレの種類と処理方法!水性・簡易水性・汲取りの違い
エンジンタイプと充電タイプのメリット・デメリット
草刈機には、
燃料を必要とするエンジンタイプと、
燃料を必要としない充電タイプがあります。
どちらもメリット・デメリットがあるので、
まずそれぞれのメリット・デメリットをみてみましょう。
エンジンタイプのメリット
エンジンタイプは、
燃料により稼動させるタイプです。
それ故かなり力強く、
ちょっとやちょっとの障害物では
動きが止まることはありません。
そのため障害物の有無に気をつかわなくてもよく、
スムーズに作業を行うことが可能です。
燃料が切れたら継ぎ足せばまた使えるので、
燃料=稼働時間となり、
長時間の作業にも適します。
エンジンタイプのデメリット
エンジンタイプは、
音が非常にうるさいです。
また、
いちいち燃料を買う必要があるのも辛いところ。
エンジンタイプを購入する場合は、
燃料を持ち運べる容器も一緒に購入しましょう。
充電タイプのメリット
充電タイプは非常に音が静かです。
また、バッテリーをいくつも持っておけば、
その分だけ長時間作業を行えます。
自宅で充電ができるので、
燃料のように買出しに行かなくてもよいのも嬉しいところです。
それに加え、
燃料より電気のほうが安価なところも○。
充電タイプのデメリット
最近では性能も上がってきていますが、
それでもエンジンタイプに比べると力が弱く、
太い幹を切れないときがあります。
また、充電式なので、
充電しておかないと急な作業に対応できません。
長時間作業をする場合は、
多くの予備バッテリーが必要となります。
予備バッテリーはなかなか高価なので、
出費の面でも痛いです。
まとめ
種類 | バッテリータイプ | 充電タイプ |
パワー | ○ | △ |
時間 | 燃料次第 | 予備バッテリー次第 |
燃料代 | 高い | 安い |
騒音 | うるさい | 静か |
エンジンタイプとバッテリータイプの使い分け方
上記でエンジンタイプと、
バッテリータイプのメリット・デメリットを紹介しました。
そこでわかるように、
力があるのがエンジンタイプ、
静かなのがバッテリータイプです。
長時間の本格的な作業が必要な場合は、
まだエンジンタイプのほうが使いやすいでしょう。
反対に、短時間で終える住宅の周りしかやらないという人は、
バッテリータイプだと近所の迷惑になりません。
草刈機を購入する場合は、
以下の2点を確認しておきましょう。
- どの程度の作業をするのか
- 音トラブルに発展しやすい環境か
チップソータイプとナイロンカッタータイプのメリット・デメリット
エンジンタイプと充電タイプのほかに、
草刈機は以下の2種類に分かれています。
- チップソータイプ
- ナイロンカッタータイプ
チップソータイプとは、
円形ののこぎりのような刃が回転して草を刈っていくタイプです。
ナイロンカッタータイプとは、
ナイロン素材の紐が回転して草を刈っていくタイプです。
この2つの種類も、
それぞれメリット・デメリットが存在します。
チップソータイプのメリット
チップソータイプは鋭い刃を使うため、
どんな雑草の幹でも切ることができます。
その切れ味は気持ちよいほど切れるので、
短い時間で多くの雑草を刈ることができるでしょう。
チップソータイプのデメリット
鋭い刃を使うため大変危険です。
人や動物に当たったら、
とても痛々しい傷を負うことになります。
また、刃なので、
回転していなくても物を傷つけてしまうため、
周囲への注意が必要です。
小石などを飛ばす力も強いので、
人や物を損傷しないように気をつけましょう。
ちなみに刃を放置しておくと錆びてしまいます。
適した保管方法で、
錆びないさせないようにすることをおすすめします。
ナイロンカッタータイプのメリット
ナイロンカッタータイプは、
なんといってもその安全性が優れています。
たしかに回転中は触ると危ないですが、
当たってもみみず腫れになる程度です。
それに加え、ナイロンタイプのほうが軽いため、
子どもや女性でも使いやすいでしょう。
ナイロンカッタータイプのデメリット
ナイロン素材のためすぐに切れます。
ちょっと太い幹や石に当たると、
ナイロン部分が無くなってしまうのです。
そのため太い草木が多く生えている部分で使うと、
大量のナイロンを使用することになってしまいます。
また、チップソータイプに比べると、
小石などをはじきやすいので注意が多いです。
まとめ
種類 | チップソータイプ | ナイロンカッタータイプ |
刃の安全度 | 危険 | 比較的安全 |
作業のしやすさ | 雑草ならなんでも切れます | 雑草でも太い幹には苦戦します |
刃の値段 | 1枚400円~ | 1メートル300円~ |
保存の容易さ | ちゃんと保存しなしと錆びる | ちゃんと保存しないと切れやすくなる |
物をはじく威力 | 強 | 中 |
物のはじきやすさ | それなりにはじく | とてもはじく |
重さ | 重 | 軽 |
チップソータイプとナイロンカッタータイプの使い分け方
チップソータイプは本格的な草刈のとき、
人や物が少ないところで重宝します。
チップソータイプで行うと、
作業がとてもスムーズに行えるので、
広い範囲で草刈を行う場合は効率がよいでしょう。
ナイロンカッタータイプは深刈したい場所や、
住宅など傷を付けたくないものがある場所では重宝します。
また、刃が軽いため、
力の弱い人にはナイロンカッタータイプのほうがおすすめです。
ちなみにナイロンカッターは、
専用の草刈機も存在しますが、
チップソータイプに装着できるものも、
数多く販売されています。
※機種によります
草刈機を使うとき必要なもの
草刈機を使用する場合、
草刈機と燃料orバッテリーが必要です。
どちらも予備を用意しておくとよいでしょう。
また、草刈機はとても振動します。
そのため素手でハンドルを握ると、
すぐに手が痺れてしまうので、
軍手を使用するようにしてください。
ほかにも、物を弾きやすいので、
フェイスカバーや長ズボン、
草刈作業用エプロンや長くつがあると、
安全に作業を行うことができます。
とにかく安全第一を考えて、
そのための道具を準備しましょう。
まとめ:必要なもの
- 草刈機
- 燃料orバッテリー
- 軍手
- フェイスカバー
- 長ズボン
- 草刈作業用エプロン
- 長靴
草刈機を選ぶときのポイント
草刈機は、
現在数多くのメーカーが存在します。
そのため、
どれを選べばよいのかわからない人も多いでしょう。
その場合はまず、
「エンジンタイプor充電タイプ」と、
「チップソータイプorナイロンカッタータイプ」を選んでください。
その次に重さや長さ、
回転数を考えていきましょう。
安全ローターなどの安全装置を装着できるものもあるので、
慣れてない人は調べてみるとよいですね。
充電タイプの場合は、
力の強さを表すVの数値を見ておくことをおすすめします。
なんにしても、
使ってみないことには全く想像できないと思います。
ですので、誰かに使わせてもらったりするか、
それができない場合は試しに購入してみてください。
そこで基準ができ、
自分に適したものを購入することができると思います。
ちなみにプロモデルというものがあるのですが、
これはプロ専用ということではなく、
プロのように多用しても安心な設計・品質のもののことです。
どれを買えばよいのか分からない場合は、
まずは安い草刈機の方がよいので、
はじめての購入はプロモデルは避けたほうがよいでしょう。
まとめ:考えるべきポイント
- エンジンタイプor充電タイプ
- チップソータイプorナイロンカッタータイプ
- 重さ
- 長さ
- 回転数
- 電圧の強さ(V)
おすすめの草刈機
工進 18V ナイロントリマー SLT-1820 バッテリ・充電器付
|
|
タイプ | バッテリー |
運転時間 | 40分 |
重さ | 2.4kg |
長さ | 180cm |
電圧 | 18V |
刃 | ナイロン |
工進 36V 充電式刈払機 SBC-3625 バッテリ・充電器付
|
|
タイプ | バッテリー |
運転時間 | 高速:50分 / 低速:150分 |
重さ | 4.8kg |
長さ | 180cm |
電圧 | 36V |
刃 | チップソー |
マキタ エンジン刈払機 2ストロークエンジンタイプ 排気量22.2ml MEM2300U
マキタ エンジン刈払機 2ストロークエンジンタイプ 排気量22.2ml MEM2300U posted with カエレバ
マキタ(Makita)
|
|
タイプ | エンジン |
排気量 | 22.2ml |
重さ | 4.6kg |
長さ | 180cm |
燃料 | レギュラーガソリンと2ストローク専用エンジンオイルの混合ガソリン |
刃 | チップソー |
BIGM(丸山製作所) ナイロンコード 3.0mm(丸)×60m 408224
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さいごに
草刈は田舎暮らしや農作業とは、
切っても切れない関係です。
草刈を行わないと、
虫や蛇が大量に発生して、
近所に迷惑をかけてしまいます。
業者に外注してもよいのですが、
地域のイベントとして草刈を行う場所もあるので、
1台は持っておいたほうがよいでしょう。
それに良い運動にもなりますし、
案外楽しいかもしれません。
とにかく、
田舎移住の必須級アイテムなので、
移住するのなら用意しておきましょう。
以上で、
「草刈機は電動とエンジンどっちが良いの?草刈機の選び方と必要な道具」を終わります。
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