うどん県であるである香川県。
移住ブームが再燃している近年、四国に移住しようと検討している人も多いことでしょう。
しかし、知らない地に行くと不安なこともたくさんあります。
今回はそんな不安のひとつ、クマについてです。
いったいクマは香川県に生息しているのでしょうか?
また、香川に住むのなら、他になんの獣に注意しなければいけないのでしょうか?
Contents
香川県の山に熊は生息しているのか?
香川県に熊は生息していない
現在、香川県には熊は生息していません。
目撃情報もないので、熊とは無縁の地といえるでしょう。
一昔前までは香川にも熊はいましたが、熊の狩猟が推奨されたり、ブナの木が減ったことなどが原因で四国全体で熊の数は減っていきました。
ですので、香川の山や川では安心して遊ぶことができるでしょう。
とはいえヘビや蜂はいるので、自然で遊ぶ際は注意が必要です。
四国のどこに熊はいる?
四国に熊はいるのでしょうか?
実は高知県と徳島県の県境にある「剣山」に熊の生息が確認されています。
熊の種類はツキノワグマです。
ヒグマと比べると攻撃的ではありませんが、人間が勝てる相手ではありません。
しかし頭数が20頭程度とされており、標高1000m以上で生活しているといわれているため遭遇する確立は稀でしょう。
「剣山」にいくのなら用心を
遭遇する確立が低いとはいえ、遭遇しない保障はありません。
万が一ということもありますので、「剣山」近辺で登山やキャンプをする場合は熊対策をすることをおすすめします。
よく聞く熊対策に鈴やラジオを使う方法があります。
しかし音に慣れている「新世代グマ」の場合は、効果が薄い可能性があり注意しなければなりません。
音以外では臭いによる対策があります。
爆竹や火薬銃が効果があるといわれており、価格も安価ですのでそちらももって行くと良いでしょう。
山で使う場合は火を使用しない火薬銃が無難です。
熊対策グッズ
香川県の獣害はなにがある?
香川県の獣たち
香川県には熊以外の獣たちが生息しています。
特に有名なのが、鹿・いのしし・サル・アライグマ・ハクビシンです。
香川県も他県と同じく猟師が減少しており、これらの獣達による農業被害が深刻化しています。
平成20年では農作物被害総額が1億4492万1千円に上り、平成25年には2億8千万円と約5年で倍増しました。
特にイノシシ被害が深刻で、平成25年の被害総額のうち約4割がイノシシによる被害とされています。
イノシシは増加している可能性が高いため、このまま増えていくと農作物だけではなく直接人に危害が及ぶのではないと心配になりますね。
※参考
→https://www.pref.kagawa.lg.jp/agrinet/dougubako/center/katudou/26/pdf/31.pdf
アライグマが増加している
イノシシが増加している中、アライグマも増加しています。
平成16年のアライグマによる被害は農業被害額の0.2%ほどでした。
しかし、平成27年のアライグマによる被害は農作物被害額の1割を占めるようになったのです。
約10年の間に約10倍も増加したことになるです。
増加を懸念し、平成22年には平成21年度の4倍もの頭数を捕獲をするなどしていますが、対策が追いついていません。
今後ますます増加していくとしたらどうなってしまうのでしょうか。。。
※参考
→http://mainichi.jp/articles/20170406/k00/00e/040/247000c
→http://www.pref.kagawa.lg.jp/kankyo/data/topics/araiguma02.htm
アライグマの肉はおいしいのか?
今後少しでも増加を食い止めるのなら、当然命を奪うことになるでしょう。
命を奪うのなら、無意味に捨てたくないと思うのが多くの日本人の気持ちだと思います。
では、アライグマの肉はおいしいのでしょうか?
実は獣臭が少なく、鳥モモのような触感で軟らかい肉質なんだとか。
それは「鹿やイノシシよりも断然アライグマが美味い」という人もいるほど、、、
最近流行のジビエ店でも取り扱っているところもあるので、興味がある人は食べてみましょう。
獣害に困っているのならプロ業者に
獣害に困っている場合は早いうちに業者に依頼しましょう。
放っておくと、ダニやら糞やらで大変なことになります。
精神的にもよろしくない。。。
ネットで検索してみると「ムシプロテック」という駆除会社がでてきました。
口コミでは「すぐ対応してくれる」「料金が安い」などの評価が高いものがありました。
しかし、反対に「対応地域外だと冷たく断られる」「料金が高すぎる」など評価の低いものもあります。
ぼくとしては地元に根付いている駆除業者に依頼するほうがよいかなと思います。
もし「ムシプロテック」を利用したい場合は、せめて地元の駆除業者に見積もりを依頼してから「ムシプロテック」に連絡すると損することはないでしょう。
ムシプロテック公式HP→害獣駆除のことなら!【ムシプロテック】
香川県で猟師になりたい人へ
市町村によって異なる補助金内容
狩猟免許を受験する場合、補助金が支給される場合があります。
しかし補助金の内容は市町村によって異なるので注意が必要です。
比較材料として「さぬき市」の補助金内容をみてみましょう。
【さぬき市 実施事業】
狩猟免許申請手数料補助
(上限5,200円・同一年度において1回限り)
(対象者)下記の全ての条件を満たす方
①市内に住所を有すること。
②香川県が実施する狩猟免許試験を受験し、狩猟免許
を取得したこと。
③農作物の被害を軽減するため、有害鳥獣の捕獲に取
り組むことが見込まれること。
狩猟団体
多くの人は、猟師になったら狩猟団体「猟友会」に入会します。
そうすることにより、猟師仲間が増え、情報交換や場合によっては狩猟の仕方を見学させてもらったり教えてもらうことができるからです。
しかし「猟友会」の情報がインターネット上で見つかることはほとんどありません。
最近では猟友会のホームページを作っているところもありますが、多くはないのです。
ですので、自治体に相談したり、知人に紹介してもらう必要があります。
香川県の狩猟免許の受験期間と費用
2018年に行われる高知県の狩猟免許の受験は2回。
8月・9月に行われ、それぞれ1ヶ月以上前から募集がはじまります。
費用は5千円ほど。
このほかにも狩猟免許講習会に参加したり、免許によっては銃の資格をとったり、購入したりと何かとお金と時間がかかるので注意が必要です。
猟師になりたいと考えている人はあらかじめ情報収集をしておきましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
香川県では熊はでませんが、獣による被害が他県同様増加しています。
もし田舎に移住しようと考えている場合は、その地域はなんの獣の被害が多いのかをリサーチしておきましょう。
以上で香川県の山には熊がでるのか?熊以外の獣害は?をおわります。