日本にも多くの蛇が生息しています。
山や川に行ったり、田舎に引っ越そうとしているあなた。
そこは蛇のテリトリーの可能性もあるのです。
蛇と遭遇しても対処できるように、この記事を読んで、
「どの蛇が危険なのか、蛇に噛まれたら何をするべきか」
をしっかりと記憶しておきましょう。
日本に生息する蛇達
日本に生息する蛇の種類
日本には30種類以上もの蛇が生息しています。
しかし、北海道・本州・四国・九州では8種類の蛇しか生息していません。
残りの種類は、沖縄等の亜熱帯の島で生息しています。
縄などの亜熱帯の島に行かない限りは、
8種類の蛇さえ記憶しておけば完璧です。
それでは次から蛇の紹介をしていきます。
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アオダイショウ
毒:無毒
全長:100~200センチメートル
日本本土では、最大の蛇です。
色は、暗黄褐色からくすんだ緑色とされていますが、
地域によって、個体によって異なります。
中には白色の蛇もいて、信仰の対象になっている場合も。
壁や木を垂直に登ることができるため、
都市部でも生息している可能性があります。
毒はないですが、
固体によっては攻撃的な蛇がいるので要注意です。
また、人間のいる地域に多くいる蛇であるので、
人間に怯えない個体が多いとされています。
活動時間帯が人間と同じなので、遭遇しやすい蛇です。
シマヘビ
毒:無毒
全長:80~150センチメートル
淡黄色の体色に、4本の黒い縦縞模様が特徴の蛇です。
固体によっては縞がないシマヘビも存在します。
危険を察知すると、尾を地面に叩き威嚇するため、
そういう威嚇をしたらシマヘビだと考えればよいそうです。
シマヘビは、基本的に攻撃的で動きのすばやい蛇です。
しかし、木や塀を登ることができないため、
段差のある場所にはいけません。
ちなみに、シマヘビは人間の食料として適しているとされています。
ジムグリ
毒:無毒
体長:70~100センチメートル
黒い斑点と頭部にあるアルファベットの「V」模様が、特徴の蛇です。
朝夕の時間帯が活動時間で、夏冬は絶食するとされています。
基本的に見つけづらい蛇なので、遭遇する可能性は少ないそうです。
ヒバカリ
毒:無毒
体長:40~65センチ
水辺を好み、早朝・夕方に活動する、比較的小さい蛇です。
水辺を好むだけあり、上手に泳ぎます。
背面の色彩は、淡褐色や褐色です。
吻端から口角、頸部にかけて白や淡黄色の斑紋が入ります。
ヒバカリは、昔は毒蛇と考えられていました。
しかし、現在では、無毒の蛇であるということが判明しています。
ちなみに、
名前の由来は「噛まれたらその”日ばかり”」だそうです。
シロマダラ
毒:無毒
体長:30~70センチメートル
比較的小さい、夜行性の蛇です。
頭部は黒褐色で、体は淡褐色に黒褐色の横縞が入ります。
危険を察知したら、
毒蛇に擬態して威嚇をするか、擬死行動をするユニークな蛇です。
タカチホヘビ
毒:無毒
体長:30~60センチメートル
比較的小さい、夜行性の蛇です。
雨天時は、昼間も行動することもあります。
体色は、褐色に正中線上に黒い縦縞が入ります。
日本人研究者が見つける20年ほど前に、
外国人が見つけており、
標本にされていたという珍しいタイプです。
それほど、
人目につかない行動をするということかもしれません。
マムシ
毒:毒蛇
体長:45~60センチメートル、固体によっては100センチメートルになる場合もある。
胴が太いため、太く短い体形見える毒蛇です。
縞模様があり、三角頭が特徴的。
水辺を好むとされていますが、
山に近いところならどこでも活動しているそうです。
それほど攻撃的ではないですが、
草刈りや山菜取りの最中に、
あやまって踏んでしまって、噛まれる場合があります。
噛まれた場合は命を落とす可能性があるので、
一刻も早く血清のある医療機関で受診しましょう。
威嚇の方法は、
頭をかしげて下を出し入れし、尾を振動させて音を出します。
薬用や焼酎として扱われる地域もあるので、
興味のある人は、探してみてください。
4・5・10月は昼間に、
夏場は夜間に行動する傾向にあります。
ヤマカガシ
毒:毒蛇
体長:60~120センチメートル
日本全体に生息している毒蛇です。
「頭が三角ではない」ということで判断しましょう。
体色は地域により異なる傾向にあります。
マムシより生息数が多く、
水辺や水田地域などカエルのいる場所に姿を現すようです。
長い間、無毒と考えられていた蛇で、おとなしく臆病な性格です。
しかし、脅かしたり、攻撃したりすると、
途端に攻撃的になる蛇ですので、注意してください。
頭を持ち上げ、頸部を平たくし、頭を揺すったりして威嚇します。
擬死行動をすることもあるそうです。
また、毒を飛ばすこともでき、それが目に入ると失明の可能性も。
噛まれると最悪の場合命を落としますが、
血清を置いている病院が少ないので要注意。
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蛇と遭遇したときの対処と予防法!
蛇と遭遇したら?
今回紹介した北海道・本州・四国・九州に生息する蛇は、
基本的におとなしい性格です。
もちろん個体差があり、中には攻撃的な蛇も存在しますが、
こちらから何かしないと噛んでこない蛇がほとんどです。
蛇を見かけても、触らず、脅かさず、
蛇が見えなくなるまでゆっくり離れましょう。
山や川の近くに行くときの服装
山登りや川辺でBBQをするとき、
しっかりとした靴と長ズボンをはいていきましょう。
そうすれば、
噛まれても、体に歯が届かない可能性があります。
川辺だったらサンダルを履きたいと思いますが、
その場合は、しっかり蛇を警戒したほうがよいでしょう。
もし毒蛇に噛まれてしまったら
毒蛇に噛まれてしまったら、
一刻も早く血清のある病院で治療を受けましょう。
最悪の場合、命を落とします。(適切な処置を行えば死亡するほうが稀)
蛇に出くわすのは、大概山や川です。
で噛まれてから受診まで時間があると思うので、
下記の行動をしましょう。
- 患部から5~6センチ心臓よりを縛る。(強く縛り過ぎない)
- 患部を冷やさない
- できる限り落ち着く
- なんの蛇にいつ噛まれたのかを記憶しておく
基本的には、蛇に噛まれたら安静にする方がよいです。
しかし、近くに病院がある場合は、
少し動いてでも、早く受診したほうがよいとされています。
蛇の活用
蛇料理
「蛇を食べるという」ということをする人は、少ないでしょう。
しかし、シマヘビは、
食料が不足したときの貴重なタンパク源だったという説があります。
また、マムシは薬用として使われたり、
焼酎とし使われたりと、一部の人に人気があります。
実は、そんな蛇を堪能できるお店が群馬県にあるのです。
その施設の名は「ジャパンスネークセンター」
そこの食堂なら、からあげや焼酎・生血で割ったワインなどを、
楽しんだり、フルコースを食べられます。
興味のある人は一度訪れてみてはいかがでしょうか?
食べログ→https://tabelog.com/gunma/A1002/A100203/10014982/
沖縄や奄美大島のハブは換金できる!?
沖縄の蛇として有名なのが、ハブですね。
最大体長が2メートルを超える三角頭の毒蛇で、
噛まれたら最悪の場合命を落とす恐ろしい蛇です。
攻撃的な性格をもっていて、
出来れば関わりを持ちたくありません。
しかし、そんなハブを買い取る業者がいます。
その業者にハブを持っていけば、
1匹いくらで買い取ってくれるのです。
また、自治体が報酬を出している地域もあります。
そこでも、ハブを捕まえていけば、報酬を受け取れます。
このように、ハブはお金になるのです。
ハブを捕まえることを、生業にしようと考える人もいるでしょう。
しかし、現在では、
個人のハブを買い取っているところは、ほとんどないのだとか。
ハブを関わっても危険なだけなので、
絶対に捕まえないようにしましょう。
さいごに
日本に生息している毒蛇を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
山や川に行く人はもちろん、移住をしようと考えているあなた。
蛇に関する知識があっても、損はありません。
ぜひ、この機会に覚えておきましょう。
北海道・本州・四国・九州に生息している蛇は8種類、
そのうち毒蛇は2種類だけ。
マムシとヤマカガシには要注意ですよ!
以上で「日本に生息している毒蛇とは?田舎に行くなら覚えておきたい蛇のこと」をおわります。
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