同棲前には、性病検査を行うことをおすすめします。
特に、出会い系で知り合ったような方や、海外への旅行・出張が多い場合は何かしらの性病を患っている可能性が高いためです。
性病の検査キットを使えば、病院や保健所に行く手間なく性病検査ができます。
もし、これから同棲をしようと考えているのであれば、ぜひとも性病検査を行ってみてください。
ふじメディカル性感染症検査キットの使い方
今回は、「ふじメディカル性感染症検査キット」を使って性病検査を自宅で行いました。
以下では、ふじメディカル 性感染症検査キットの使い方についてお伝えするので、参考になれば幸いです。
届く箱には品名が書いていない
ふじメディカル 性感染症検査キットは、白い箱で配送されます。
以下の写真のように品名は書いていませんが、富士メディカルと書いてあるので、親や友人が見たら性病検査だと分かってしまうかもしれません。
家族や周辺の方にエイズ検査をすることが知られたくないなら、コンビニ受け取りを行うことをおすすめします。
同封されているアイテム
同封されているアイテムは、以下通りです。
- 説明書
- 返信用封筒
- 検査依頼書
- セーフティランセット
- 消毒綿
- 絆創膏
- ろ紙
エイズ検査から結果通知までの流れ
エイズ検査から結果通知までの流れは、以下の通りです。
- エイズ検査キットを受け取る
- 検査依頼書を記入する
- 採血する
- 返信用封筒に採血したろ紙と検査依頼書を同封する
- 返信用封筒をポストに出す
エイズ検査の手順
エイズ検査キットを使う手順は、以下の通りです。
- ろ紙の容器を開封する
- 絆創膏を袋から出す
- セーフティランセットの先端にある蓋を外す
- 消毒綿で左手親指の腹部分を消毒する
- 蓋を外したセーフティランセットを、左手親指の腹部分を押し付けて針を刺す
- 血を絞り出して、ろ紙に4箇所血を付着させる
- 傷口に絆創膏をはる
- ろ紙の容器を閉じる
エイズ検査キットにてエイズ検査を行うには、自分で採決をしなければいけません。
ほんの少しだけ痛いですが、血を見られない方は誰かに付き添ってもらいましょう。
エイズ検査結果の通知方法
エイズ検査結果の通知方法は、以下の4種類から選べます。
- 郵送
- 電話
- メール
- インターネット
家族や友人などに知られたくない場合は、インターネットを選択するとよいでしょう。
結果の通知方法は、検査依頼書の下部で指定します。
検査結果をインターネットで確認する方法
インターネットで検査結果を確認するには、以下の手順を参考にしてください。
<スマホでの操作>
- https://www.fujimedical.jp/examination.htmlにアクセスする
- 上部にある「検査結果確認はこちら」をタップする
- 中央にある入力ウィンドウに「バーコード番号」と「パスワード」を入力して、「ログインする」をタップする
<パソコンでの操作>
- https://www.fujimedical.jp/examination.htmlにアクセスする
- 「検査結果確認ページへログイン」をクリックする
- 中央にある入力ウィンドウに「バーコード番号」と「パスワード」を入力して、「ログインする」をクリックする
バーコード番号は、検査依頼書に記述されています。
パスワードは、検査依頼書にあなたが記述した番号のことです。
個人情報はどこまで書くべき?
検査依頼書には、住所や氏名などの個人情報を書きます。
しかし、インターネットで結果を閲覧する場合は、氏名や住所の欄に嘘を記述しても問題ありません。
記述する暗証番号と、紙に書いてあるバーコードNo.だけが必要になるからです。
ですが、検査結果を郵送をする場合は、正式な氏名や住所が必要なので注意してください。
エイズ検査キットの選び方
エイズ検査キットは、複数の会社が販売しています。
この章では、どのようにエイズ検査キットを選べばよいのかを紹介するので、参考にしてみてください。
エイズ検査キットの費用相場
エイズ検査キットは、出品している会社によって費用が異なります。
3千円~5千円ほどが相場で、どの会社のエイズ検査キットも精度に変わりはないようです。
会社によって検査の方法が異なりますので、あなたの好みの検査方法を行っているエイズ検査キットを選びましょう。
エイズ検査キットの検査方法
エイズ検査キットの検査方法は、さまざまな種類があります。
なかでも現在主流なのは、第4世代の抗原・抗体のスクリーニング検査です。
従来のスクリーニング検査では、ウイルスが体に進入してから4週間経たなければ検査ができませんでした。
しかし、第4世代の抗原・抗体検査なら、ウイルスが体に進入してから3週間ほどで検査ができるようになったようです。
検査できない期間というのは常に不安が付きまとうので、1週間早く検査ができるというのは大きなメリットでしょう。
もし、少しでも早くエイズ検査をしたい場合は、第4世代の抗原・抗体検査を実施している検査キットを使うことをおすすめします。
ちなみに、スクリーニング検査とは、HIVに感染している可能性がある方をもれなくひっかけることを目的とした検査のことです。
実際にHIVにかかっていない方もスクリーニング検査で引っかかることもあるので、スクリーニング検査で陽性だった場合は病院でもう一度検査してみてください。
エイズ検査を無料で行いたい場合は保健所へ
エイズ検査を無料で行いたい場合は、保健所へ訪れましょう。
保健所であれば、無料でエイズや梅毒などの検査を受けられます。
保健所によっては即日で検査結果を通知してくれるので、少しでも早く結果が知りたい方にとってもおすすめです。
また、匿名で保健所の検査を受けられるため、住んでいる地域の保健所以外でも検査を受けられます。
エイズに感染している場合は、病院の紹介やその後の相談にも乗ってくれるので、治療に向けた次の行動に移れるでしょう。
もしもエイズやその他の性病と診断されたら?
エイズやその他の性病と診断されたら、すぐに泌尿器科・性病科・産婦人科に電話して、あなたの性病が治療できる環境なのかを確認してください。
あなたの性病が治療できるのであれば、すぐにでも病院を受診することをおすすめします。
エイズのように相当な時間が経たないと症状が表れない性病もありますが、性病を放置しておくと精神的不安が常に付きまといます。
治療を受けると精神的にすごく楽になるので、すぐに治療を行いましょう。
そもそもHIVとエイズの違いとは?
そもそもエイズとは、HIVが感染した後に発症する病気です。
そのため、エイズ検査ではなく、HIV検査というのが正しいとされています。
HIVに感染したら、以下のような経過をたどります。
- 感染初期
- 無症候性期
- エイズ期
どのフェーズでも、他人に感染するので注意してください。
感染初期
HIVが体に進入してから2~3週間経過すると、初期症状があらわれます。
初期症状には発熱や発疹などの症状が多く、自然治癒することがほとんどです。
無症候性期
数ヶ月~10年ほど、症状が表れない無症候性期が訪れます。
この間は症状が全く表れませんが、他の期間と同様に他人へHIVが移ってしまうため注意してください。
ちなみに、HIVの主な感染経路は、以下の3つが考えられます。
- 性行為による感染
- 血液を介した感染
- 母子感染
エイズ期
エイズ期とは、HIVによって免疫機能が一定以上低下することで、普段では感染しないような感染症状を引き起す状態のことを指します。
HIV脳症、悪性腫瘍やニューモシスチス肺などが発症するリスクも高まり、大変危険な状態になるようです。
HIVの治療では、エイズ期になる前に薬で治療できるかがひとつのポイントになります。
もし、HIVであることが発覚した場合は、症状の有無にかかわらずすぐに病院で治療を受けるようにしましょう。
エイズになっても子供を産めるの?
エイズになって子供を産むとしたら、母子感染とパートナーへの感染について悩むでしょう。
では、エイズになったら子作りはできないのでしょうか。。。
実は、病院でHIVの治療を受け、なおかつ以下の方法をとることで母子感染やパートナーへの感染を防ぎつつ出産できます。
- 体外受精
- 人工授精
実際に、HIV患者は年間30件ほど出産しているらしく、母子感染するリスクもそれほど高くないのだとか。
とはいえ、母子感染するリスクが0になるわけではありません。
実際に子供を出産するかは、挙児希望カップルに判断をゆだねられるそうです。
同棲前には性病検査をしておこう
同棲すると、子供を望んでいなくてもその場の勢いで避妊せずに性行為がおこなわれる可能性があります。
そんなとき、あなたが性病を患っていたのであれば、パートナーにも性病を移してしまいかねません。
性病を移してしまうと、別れるだけではなく、慰謝料を請求される恐れもあります。
なによりも、パートナーを傷つけることにつながるので、同棲前にはかならずHIVやその他の性病検査をすることをおすすめします。