彼女が妊娠したのではないかと不安を感じたことはありませんか?
そのような経験をしたことがあるのなら、避妊方法としてピルを利用してみてはいかがでしょうか。
ピルは非常に優れた避妊方法です。
避妊方法としてはコンドーム以上の効力があり、絶対に妊娠したくない場面では頼もしい避妊道具であるといえます。
しかし、同時にピルにデメリットがあることも事実で、ピルを服用するかは慎重に決めなければいけません。
特に彼女がピルを服用することに納得していないなら、ピルの服用を控えるべきだと考えています。
この記事では、彼女がピルを飲むことに関する注意点や男性側のメリットについてお伝えしていきます。
あくまでもぼく個人の意見ですので、ピルを服用するかの参考程度にとどめていただけたら幸いです。
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なぜ同棲中の避妊はピルがおすすめなのか?
同棲中では、以下の理由によりピルによる避妊がおすすめです。
- ピルは避妊確率が高いから
- ピルは女性依存の避妊方法だから
それぞれの理由をお伝えしていくので、同棲中の避妊方法についてお悩みの方の参考になれば幸いです。
理由1
ピルは避妊確率が高いから
ピルは非常に避妊確率が高いといわれています。
「さまざまな避妊法 一覧」でも紹介されているように、ピルの避妊確率は99.7%ほどです。
コンドームの避妊確率は98%ほどなので、コンドームよりも避妊確率が高く同棲中に妊娠してしまうハプニングを避けられると考えられます。
また、コンドームでの避妊は意外にも難しいとされており、理想的な方法でコンドームによる避妊が成功しなかった場合は避妊確率が84%にまで落ちてしまうそうです。
このことから、同棲のような性交渉の頻度が多くなるが妊娠は回避したいという場面においては、コンドームよりもピルのほうが避妊方法として適しているといえます。
ただし、ピルに関しても失敗確率は9%ほどあるため、絶対に妊娠しないとは言い切れませんが。。。
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理由2
ピルは女性依存の避妊方法だから
同棲中にピルをおすすめする理由は、ピルが女性依存の避妊方法だからです。
ピルによる避妊では男性の行動は一切影響を及ぼさないため、安定して避妊をおこなうことができます。
というのも、男性は避妊に関して結構適当なのです。
できることなら避妊はしたくないと考えがちで、酔っ払ったり特別な日(誕生日や記念日など)だったりする場合は避妊をおろそかにしようとします。
実際に同棲をしてみてわかったのですが、そういった避妊を回避したい衝動には定期的に襲われるもので、これは人によっては我慢できないだろうなと思うほどの強い衝動です。
ましてや彼女がコンドームをしなくてもよいと許可を出してしまった暁には、おそらく男性は先のことなどなにも考えずに避妊を回避してしまうことでしょう。
そしてコンドームを使用せずに性交渉を行った結果、彼女が妊娠してしまい後悔するという未来が容易に想像つきます。
繰り返しますが、男性は基本的に避妊に関して適当で回避したがるものなのです。
そんな男性に依存したコンドームという避妊方法は大変危険で、いつ妊娠してしまうかわかったものではありません。
そしてこの問題は男性自身でも制御しきれるものはないので、同棲中のカップルにおいては特に女性依存であるピルが避妊方法としておすすめです。
彼女にピルを飲んでもらうときの注意点
彼女にピルを飲んでもらう際、注意しておきたいことが以下の3つほどあります。
- ピルの費用は最低でも折半するように
- ピルを飲んでいてもコンドームはするように
- 彼女が嫌がるならピルを無理に服用させない
彼女がピルを服用するからといって、すべて相手にゆだねてはいけません。
彼女に嫌われないためにも、これらの注意点を参考にしてみてください。
注意点1
ピルの費用は最低でも折半するように
ピルは毎日飲む必要がある薬なので、それを同棲期間中ずっと続けようとすると費用がばかになりません。
そしてピルを飲んで避妊をするということは彼女だけではなく男性側のためでもあるので、他人事でいると彼女に反感を買うことになります。
もちろん、コンドーム代は男性が払っているのでしょうからピル代を全額出す必要はないでしょう。
しかし、彼女にピルを全額支払わせるという行為は彼女から反感を買いやすくけんかの種になりやすいので、診察料とピルの費用を毎月彼女に渡すことをおすすめします。
注意点2
ピルを飲んでいてもコンドームはするように
彼女がピルを飲んでいても、コンドームを装着するようにしてください。
コンドームを装着したほうがよい理由は、主に以下の3つが考えられるためです。
- コンドームを装着しないと性病をうつす可能性がある
- コンドームを装着しないことを彼女が嫌がる可能性がある
- コンドームを装着したほうが避妊確率を高められる
「コンドームをしたくないがために彼女にピルを飲んでもらう」という考えに、女性は強く反発しがちです。
そのため、「ピルを飲んでいるのだからコンドームを装着しなくてもよい」という考えは捨てることをおすすめします。
また、ピルでは性病を防ぐ効果に期待できないため、コンドームを装着しないと性病を彼女にうつしてしまうかもしれません。
たとえコンドームを装着しないことに彼女も了承したとしても、コンドームを装着せずに性交渉をするのであれば事前に性病チェックをしておいてください。
注意点3
彼女が嫌がるならピルを無理に服用させない
女性によっては、ピルの服用を嫌がる場合があります。
そういったときは無理にピルの服用を勧めずに、コンドームによる避妊だけを心がけることをおすすめします。
というのも、ピルとは薬の一種であるため、服用するのに抵抗がある人も一定数いるのです。
「服用したことがある人はたった2割!?ピルの正しい知識を身に付けよう!」によると、いまだにピルの威容率が2割らしく(サイトによっては4%という意見もある)、身近な薬とは言いがたい印象を受けます。
そんな得たいの知れぬ薬ということもあり、ピルには恐ろしいなにかがあると考え薬を避けたいという考えが芽生えるのでしょう。
また、薬への恐怖ではなく、「彼氏に性具のような扱いを受けているように感じる」という男性には理解しづらい感情が芽生えるケースもあるそうです。
どちらのケースにしても、ピルを服用しない男性にとっては理解しづらい感情であるため、彼女がピルの服用を嫌がる理由に対して反論する余地は一切ありません。
避妊する方法はピルがベストですがコンドームでも問題ないので、彼女が嫌がるなら無理にピルを勧めないようにしてください。
彼女がピルを飲むことで得られる男性側のメリットとは?
彼女がピルを飲むことで、男性側には以下のようなメリットがあります。
- 避妊を徹底できるため安心
- 生理の痛みが和らぐため彼女のイライラ度が減る
どちらも同棲中の男性にとっては大きなメリットになることです。
それぞれどのようなメリットなのかをお伝えしていくので、参考になれば幸いです。
メリット1
避妊を徹底できるため安心
彼女がピルを服用すると、「妊娠したのではないか?」という不安を払拭できます。
これにより、毎月の生理予定日のそわそわした感情を抑えることができるはずです。
というのも、コンドームによる避妊をおこなっていると、「もしかしたら妊娠したのでは」と不安を覚えた経験があると思います。
射精はしていなくても少しの間コンドームを装着せずに性交渉をしてしまったり、コンドームがうまく装着できていなかったり、こういった避妊に失敗したのかもしれないという体験は同棲をすれば何度か起きることです。
特にコンドームの装着を失敗するというヒューマンエラーに関してはすべてをなくすことができないため、同棲中は永遠に妊娠したのではという不安と付き合っていくことになります。
しかし、先ほどもお伝えしたようにピルはコンドームより避妊確率が高いとされており、コンドームの装着に失敗するといったヒューマンエラーも起きづらい避妊方法です。
そのため、避妊に失敗する確率を大幅に下げることができ、妊娠したのではないかという不安を払拭できるのです。
また、ピルを飲むと生理周期をコントロールしやすくなるためいつ生理になるのかがわかるというのも、男性の不安を払拭させられる効果を持ちます。
生理予定日の前後というのは男性にとっても成績表をもらう前のような妙なストレスがあり、特に避妊を失敗した可能性がある月においては胃がきりきりして禿げそうになるほどのストレスを感じるものです。
しかし、いつ生理が来るのかがわかっていれば、生理予定日を過ぎて数週間ずっとそわそわするということも起こりにくくなるでしょう。
このように、ピルを飲むということは、妊娠するリスクとそれを確認するまでのそわそわする感情を抑えられるというメリットがあります。
同棲生活において妊娠しちゃったのかなという不安は男性にとっても非常に大きなストレスになるため、このストレスを減らす効果が期待できるピルは避妊方法として優秀だといえるのではないでしょうか。
メリット2
生理の痛みが和らぐため彼女のイライラ度が減る
彼女がピルを飲むことで、生理の痛みを和らげ彼女のイライラ度を減らせます。
生理中の彼女への接し方がわからないと感じている男性にとっては、このイライラ度を減らせるというメリットは計り知れないものなのではないでしょうか。
というのも、生理痛がひどい女性は生理期間中ずっとイライラしています。
もちろんこれは、ホルモンバランスが崩れるのに加え、内臓の一部が体から剥離するような強い痛みに耐えているのだから、女性がイライラするのもしょうがないことなのです。
とはいえ、男性にはその痛みが分からないため普段と同じように接してしまい、彼女と衝突して大きなけんかになってしまったという経験をした人は少なくないでしょう。
そのことが原因で、生理期間中の彼女とはあまり接したくないと考えている男性も多いのではないのでしょうか。
しかし、ピルを服用すれば生理痛を抑えられるため、彼女のイライラを抑制することができます。
その結果、生理期間中も普段とほとんど変わらない彼女と接することができるため、生理による無駄な衝突を避けられるのです。
ピルを飲むということは避妊効果だけではなく、彼女の生理痛という負担を軽減させられるメリットがあります。
彼女が生理になるたびにストレスをおたがいに感じているのだとしたら、生理痛を軽減できる効果を持つピルは男性にとってもメリットになるのではないでしょうか。
ピルを飲むことで彼女にはどのようなデメリットがあるのか?
ピルは素晴らしい避妊方法です。
しかし、ピルを飲むことで彼女は以下のようなデメリットが生じます。
- ピルの費用を毎月負担する必要がある
- ピルにかかる手間が多い
- 周辺の人に知られると尻軽だと思われる可能性がある
- ピルにおける副作用のリスクを背負う必要がある
- 性病をうつされる可能性がある
彼女にピルを勧める際は、これらのデメリットをしっかりと把握しておきましょう。
ピルを飲むデメリットを知らずに勧めると、彼女に嫌われる原因となるかもしれませんので、、、
デメリット1
ピルの費用を毎月負担する必要がある
ピルの服用するということは、費用を毎月負担する必要があります。
月に3千円かかるとしても1年に換算すれば3.6万円であり、ピルを飲んでほしいということはこれを彼女に負担してほしいということを意味します。
お金に余裕がない彼女なのだとしたら彼女は当然嫌がるでしょうし、毎月に支出は大きなデメリットだと感じるはずです。
毎月の出費というデメリットに関しては男性も引き受けられるので、他人事とせずに2人でこのデメリットを分け合うことをおすすめします。
デメリット2
ピルにかかる手間が多い
ピルにかかる手間が多いということも、女性側のデメリットになるでしょう。
ピルにかかる手間は、主に以下の2つがあります。
- 毎日同じ時間にピルを飲む手間
- 毎月ピルをもらいに病院へ行く手間
地域によっては病院でピルをもらうだけでも半日以上費やす必要もあり、これを毎月行うのはなかなかな手間です。
「なぜ女性ばかりがこんな手間をかけなければいけないのだ」と不公平に思う女性もいると思います。
そして不公平さはいずれけんかに発展するかもしれません。
男性からしたら「たった1日病院へ行き薬をもらうだけ」と感じるかもしれませんが、そうではなく不公平さにストレスが溜まるものなのです。
彼女にピルを飲んでもらう場合は、病院まで送り向かいをするというような埋め合わせをするように心がけることをおすすめします。
デメリット3
周辺の人に知られると尻軽だと思われる可能性がある
日本におけるピルの使用率が低いためか、ピルを服用する人は性交渉の回数が多い人だという認識をされがちです。
そのため、周辺の人にピルを服用していることが知られると、あなたの彼女は尻軽だと思われる可能性があります。
とはいえ、同棲しているのであればピルを飲んでいても不思議ではありません。
そもそもピルを飲んでいることはあまりアピールしないほうがよいと思いますが、同棲をしていることが露見している状況ならピルを服用していることがばれても周辺の目に悩まされる心配は少ないと思います。
しかし、ぼくたちの親世代になると、ピルはあまりよいものと考えていない人も少なくありません。
ピルを服用していることが親に知られた場合、同棲していると露見している状況でも親と一悶着起きる可能性はあります。
デメリット4
ピルにおける副作用のリスクを背負う必要がある
ピルの服用は優秀な避妊方法ですが、副作用があることを忘れてはいけません。
そしてこの副作用は、当然ピルを服用する彼女1人が負担することになります。
「避妊にはどのような方法があるの?」によると、ピルの副作用として以下の可能性が紹介されています。
- 血栓症になる可能性があがる
- 子宮頸(けい)がんになる可能性があがる
もちろん、これらのリスクは非常に低いといわれています。
しかし、彼女にピルを勧めるのなら、ピルの副作用によって最悪の場合命を落とすリスクがあるということ男性側はを忘れてはいけません。
デメリット5
彼氏がコンドームを装着しなくなる可能性がある
ピルを飲むことで、彼氏がコンドームを装着しなくなる可能性が高くなります。
女性にとってはそれが非常に嫌だと考える場合もあるので、彼女にピルを勧める際は以下の点について話し合うことが必要です。
- ピルを勧める理由
- ピルを服用した後の性交渉について
これらを話し合うことで、彼女のこのような不安を払拭できると思います。
コンドームを装着せずに性交渉をすると妊娠確率や性病がうつる確率が上がるので、彼女が「コンドームの装着をしなくてもいい」と言うまでは大人しくコンドームを装着することをおすすめします。
また、仮に彼女がコンドームは必要ないと判断したとしても、性交渉前にはかならず性病チェックをするようにしてください。
彼女はどこでピルを買えばよい?
ピルを服用するのであれば、かならず病院を受診しなければいけません。
いくら探したとしても、ピルは市販されていないためです。
ピルをもらう手順としてもっとも一般的なのは、産婦人科に訪れることでしょう。
産婦人科によってはピルを処方していないこともあるようですが、電話で尋ねればピルを処方してもらえるのかを確認できます。
ただし、ピルを処方してもらうためには病院で検診を受ける必要があります。
検査内容は病院によって異なりますが、血液検査のような検査がほとんどで直接体を触らる病院は少ないようです。
一例として、立川相互病院での検診内容をお伝えしておきます。
出典(http://www.t-kenseikai.jp/tachisou/teens/knowledge/knowledge4.html)
- 問診票の記入
- 医師の診察
- 必要に応じて検査
- 検査で異常なしであれば、ピルの処方
それほどおおがかりな検査はおこなわないので、比較的短時間でピルが処方されるはずです。
彼女がピルを飲む際にかかる費用はいくら?
病院にもよりますが、多くの病院では初診時と再診時で料金が異なります。
初診時でかかるのは、以下のとおりです。
- 初診料:約3千円
- 血液検査代:約4千円
- ピル代:約2千円
- 合計:約9千円
再診時でかかるのは、以下のとおりです。
- ピル代:約2千円
- 血液検査代:約4千円(半年に1度)
- 合計:2千円or6千円
避妊目的のピルの処方は保険適用外であるため注意が必要ですが、初診でも1.5万円を所持しておけば心配はなさそうです。
不安なら、事前に電話でどのぐらいのお金が必要か尋ねることをおすすめします。
結局ピルを服用するかは彼女次第
ピルを服用することは、避妊をはじめカップルにおいてさまざまなメリットがあります。
そのため、ぼく個人としては同棲中のカップルにおいてもっとも適した避妊方法だと考えているのです。
しかし、ピルを服用する場合、ピルの副作用をはじめとしてさまざまなデメリットがあるのも事実です。
メリットとデメリットをカップルや、場合によってはお医者さんと話し合い、ピルを服用するか否かを決断することをおすすめします。
なにかあったとき責任を取れない以上、ピルを飲むかは結局彼女が決めるしかありません。
彼女が判断したのであれば、無理に自分の意見をとおそうとしないように注意してください。