同棲生活において、車の有無は日常生活やデートにおける選択肢の増減にかかわります。
車がなくても問題ないと思いますが、あったらあったで楽しい同棲生活が送れるようになるのです。
お金が無限にあるのだとしたら、車はあるにこしたことはないでしょう。
しかし、実際車を所持してみて感じたのですが、車を所持することにもデメリットが存在します。
もしかしたら、車を所持して後悔してしまうカップルもいるのかもしれません。
そこでこの記事では、車を所持することのメリットやデメリットを紹介していきます。
車の購入方法や車を購入することの代替案もお伝えしていくので、車を買うべきか否か悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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同棲生活では車を買うべき?
同棲生活では、車があると何かと便利です。
同棲時代に車がある時期とない時期を過ごしてみましたが、都心に住んでいない場合は車を所持してもよいと思います。
というのも、車があるときのほうが行動範囲が広がるためです。
買出し、実家への帰省や県外での観光などさまざまな場面で車は活用でき、デートの選択肢の量も車がないときの比較ではありません。
また、車内は2人だけのプライベート空間なので、長距離の移動にもストレスがなくなるのもカップルにはうれしいポイントです。
しかし、車は莫大な維持費がかかったり交通事故の危険性が高まったりと、車を所持することで高まるリスクがあります。
車を購入する場合は、車を買うことで生じるメリットとデメリットをしっかりと把握するようにしましょう。
車を買うことで生じるメリット
車を買うことで生じるメリットは、以下の通りです。
- 天候に左右されなくなる
- 行動範囲が広がる
- 観光デートが楽になる
それぞれどういったメリットなのかをお伝えしていきます。
天候に左右されなくなる
車を手に入れると、お出かけのとき天候に左右されなくなります。
暑さや寒さもほとんど関係なくなるので、天候にかかわらず快適にお出かけができるようになるでしょう。
というのも、日常生活ではどんな天候だろうと出かける必要があったり、出かけたかったりするときがあります。
具体的には、たとえば食材の買出しだったり、DVDの返却だったり、新しいゲームや漫画の購入だったり、美容院を予約していたり、、、
どんなに雨や雪によってずぶ濡れになることが分かっていても、こういった用事を済ませるために嫌嫌ながらも出かけた経験がある人は多いのではないでしょうか。
しかし、車さえあれば雨や雪によってずぶ濡れになることなくこういった用事を済ませられます。
悪天候でもお出かけが不愉快ではなくなるというものは、意外にも非常に大きなメリットであると個人的には感じられました。
行動範囲が広がる
車があると、車がないときに比べて行動範囲が広がります。
駅周辺以外のスーパーや飲食店に行けるため、車がないときよりも選択肢が多くなります。
なかでも行動範囲が広がってよかったと感じたのは、駅から離れている飲食店に行けるようになったことでした。
多摩地区や地方は駅から離れている飲食店が多く、車がないと栄えている駅まで行かないとランチデートもままなりません。
しかし、車を手にいれてからというものあちこちの飲食店でランチを楽しめるようになったのです。
ランチを食べるために電車やバスに乗って疲労することもなくなったので、ランチデートに行く回数もお店の数も増え、ちょっとした気分転換を簡単にできるようになりました。
もし、駅から離れた飲食店を開拓したいなら、車を購入してみてはいかがでしょうか。
観光デートが楽になる
観光デートの際も車は重宝しています。
というのも、車がないときは観光デートをするために新幹線を予約したりバスを予約したりする必要がありました。
特に地方は電車もバスも運行本数が少ないため、のんびりと観光できなかったり、電車が来るまで時間をつぶさなければいけなかったり、宿泊先を見つけられなかったり、なかなか思い通りの観光ができません。
宿泊をする観光デートの場合は荷物も多いので、帰宅するころには疲労困憊なんて珍しくありませんでした。
その点、車があれば好きな時間に好きな場所へ訪れることができます。
電車やバスによる時間の縛りがないので自由度が高い観光デートを計画でき、途中で予定を変更するようなことも容易です。
また、荷物を自ら運ぶことがないので移動に疲れることはありませんし、運転に疲れたら車内で休憩もできます。
観光デートにおいて、車は必需品ともいえるほどの働きを期待できるでしょう。
長距離を2人で移動するのであれば電車よりガソリン代のほうが安上がりなんてこともよくあるので、車での観光デートは利便性だけではなく費用面に関しても優れています。
日常的にも車を使い、なおかつ観光デートも頻繁に行うなら車を買う価値はあると考えられます。
車を買うことで生じるデメリット
車を買うことで生じるデメリットは、以下の通りです。
- 車の維持費が高い
- 事故に遭遇する確率が高まる
- 破局時の車の行方
どういったデメリットなのかをそれぞれお伝えしていきます。
車の維持費が高い
車を買ってから気づく人が多いのですが、車は維持費が高いです。
車検代、駐車場代、自動車保険代、自動車税などなど、運転距離に関わらず毎年多くのお金を支払うことになるでしょう。
「車検と税金|車の維持費ってどのぐらい?車の購入前に知っておきたいこと」で詳しくお伝えしていますが、年間の維持費は普通自動車で平均10万円~20万円です。
都心のような駐車場代が高い地域の場合は、その分だけ車の維持費が高くなります。
車を買うということは、車の購入時だけではなく毎年お金を支払うことになるのです。
車を購入するかを決めるポイントのひとつとして、車の維持費が車を買うに見合うだけの価値があるのかを考えることが重要になるでしょう。
事故に遭遇する確率が高まる
車を運転すると、どうしても事故に遭遇する確率が高まってしまいます。
事故に巻き込まれる場合もありますし、あなたが車で事故を起こす可能性もあるのです。
人をひいてしまったら、最悪の場合は警察に逮捕され人生が狂ってしまうことも考えられるでしょう。
車を運転するということは、このような人生を左右するリスクを抱えることを意味します。
車の運転に慣れて自信が付いたとしても、このリスクの存在を忘れないようにしたいものです。
破局時の車の行方
同棲時に車を買うことのデメリットに、破局時の車の行方があります。
破局した際、どちらが車を引き取るのか。
破局した際、車に要したお金は精算するのか。
破局した際、車を処分するなら処分代はどうするのか。
同棲時に車を買うと、破局したときに上記のような問題が生じるでしょう。
これらの問題は、お金に関することなので大きな争いを生む可能性があります。
もしかしたら、破局後もネチネチとお金を要求されることになるかもしれません。
交際中のときから破局時のことを考えるのは野暮かもしれませんが、なかなかに面倒な問題が生じるリスクがあることは事実です。
同棲中に車を買うならば、破局しても後腐れがないようなお金の管理をすることをおすすめします。
同棲生活中に車を買う際の注意点
同棲生活中に車を買う際、以下のような注意点があります。
- お金の負担割合に注意
- 自動車保険の設定に注意
- 車の購入費や車種に注意
それぞれの注意点をお伝えしていくので、車の購入を検討する際の参考になれば幸いです。
お金の負担割合に注意
同棲生活中に車を買うならば、車に関するお金の負担割合に注意しましょう。
先ほどもお伝えしたように、破局した際にお金に関する問題が生じる可能性があるためです。
車のお金に関しては、後腐れがないような負担割合をカップル間で決めるようにしてください。
ちなみに、ぼくたちがおこなっている車の負担方法は以下の通りです。
- 車の購入費は所有者が支払う
- 車の維持費はすべて折半
- デート時の交通費(ガソリン代・高速料金)は折半
車の所有者が車の購入費用を支払う理由は、車自体に価値があるためです。
破局したときに車を売っても、そもそも車の所有者がお金を出して購入しているのだから問題は生じません。
カップル2人の車というよりは、所有者の車を恋人とシェアしているという感覚に近いと思います。
自動車保険の設定に注意
同棲生活中は、自動車保険の「運転者限定特約」の設定に注意してください。
運転者限定特約とは、誰が運転するのかを狭めることで得られる割引制度のことです。
「家族限定」や「本人限定」などがあり、運転できる範囲が狭いほど自動車保険料が安くなります。
そして自動車保険に関する問題は、恋人が家族に含まれないことにあります。
そのため、運転者限定特約を「限定なし」にしなけらえば、恋人が運転して事故を起こした際保険が適用されなくなるのです。
多額の費用が発生することになるので、かならず自動車保険の運転者限定特約を「限定なし」に変更してください。
ちなみに、恋人が月に1回程度しか運転しないのであれば、運転者限定特約を「本人のみ」にして1Day保険に加入すうのもよいでしょう。
いちいち手続きをする手間がありますが、インターネットで申し込めるので慣れれば簡単に手続きを済ませられます。
保険料も安くなるので、年間の維持費を抑えることができるはずです。
とはいえ、運転者限定特約の割引率はそれほど高くないこと、そして1Day保険に加入せずに運転してしまうリスクを考慮すると、運転者限定特約を「限定なし」にしたほうが無難だとは思いますが。。。
車の購入費や車種に注意
同棲生活で車を買うならば、車の購入費や車種に注意することをおすすめします。
「車の購入費用のせいで結婚資金が足りない」なんて事態を起こさせないようにするためです。
たとえ結婚するとしても、同棲生活から子供が小学生程度になるまでの約6~10年間はそれほど大きな車は必要ありません。
機能だけで選ぶなら、コンパクトカーや軽自動車でも十分足りてしまいます。
にも関わらず、同棲生活中に大きな車を買ってしまうと、費用ばかりが膨らんでコストパフォーマンスが下がってしまうのです。
その結果、結婚式費用や引越し費用が足りないなどのトラブルが発生して、最悪の場合子供を作る時期を遅らせる羽目になるかもしれません。
車が趣味でない限り、子供が大きくなるまでは小さな車でよいのです。
ましてや破局する可能性がある同棲期間中に過剰な機能を備えた車を買うのは、大きなリスクでもあります。
ローンを組むような真似はせず、1~2か月分の給料で買える程度の車を選んでみてはいかがでしょうか。
同棲生活の車に関する決めておきたいルール
同棲生活で車を所持するならば、以下のことをルール化しておくことをおすすめします。
- お金に関するルール
- 車の使用に関するルール
- 車内に関するルール
どういったことを決めたいのかを以下でお伝えしていきます。
お金に関するルール
お金に関するルールでは、以下のようなお金の負担割合について決めておきたいです。
- 車の購入費
- 車検代
- 駐車場代
- 自動車保険代
- ガソリン代
- 高速料金
- タイヤなどの設備代
上記は金銭的に大きな負担になることなので、もめやすい原因でもあります。
おたがいが納得するように、話し合って決めてください。
車の使用に関するルール
車の使用に関するルールも、決めておきたいところです。
勝手に使ってもよいのか、一言許可を取る必要があるのか、使う時間を設定するのか、1人で使う場合に考慮することはあるのか、などを決めると後からもめることがなくなるでしょう。
そもそも車を共有しているのか、それとも車を借りているのかをはっきりさせることも大切です。
ちなみ、ぼくたちは車の使用に関して以下の2つのルールを決めています。
- 車を使うときは恋人に許可をとる
- 車の使用時間を明確に伝える
このルールにしてからもめたことがないので、まずはこのルールを採用してみてはいかがでしょうか。
車内に関するルール
車内に関するルールでは、以下のことを決めておきましょう。
- 座席やミラーの位置
- 土足厳禁にするか否か
- 運転中に出たゴミの処分方法
- 車内は飲食禁止か否か
- 助手席の人は寝てもよいのか
- 車内でたばこを吸ってもよいのか
車に関する常識だと思っているルールは、育ってきた環境によって大きく異なります。
なにか特別なこだわりがあるのなら、早々に恋人へ伝えるようにしてください。
ちなみに、ぼく達の場合は以下のようなルールにしています。
- 座席やミラーの位置を変えても直さない
- 土足OK
- 運転中に出たゴミは自宅に持ち帰る
- 車内での飲食はOK
- 助手席の人は寝てもOK
- 車内でも喫煙はOK
同棲開始時に車が2台あるときはどうするべき?
地方や多摩地区に居住していると、同棲前からおたがいに車を持っていたため同棲したら1台邪魔になるケースが多々あります。
車を処分するべきか、それともおたがいに1台ずつ所持しておくべきか悩みむことでしょう。
では、同棲開始時にそれぞれ車を持っている場合、どう対処すればよいのでしょうか。
車の維持費が気になるなら処分しよう
カップルのうちどちらか片方の車を処分すれば、車の維持費を抑えられます。
自動車保険や自動車税を支払わなくて済むため、年10万円以上の節約になるでしょう。
車を売って処分すれば多少なりともお金を得られる可能性もあるので、結婚資金を確保したかったり、ちょっと贅沢な生活をしたかったりする場合は車を処分することをおすすめします。
おたがいに車を頻繁に使うなら1台ずつ所持しよう
1台ずつ車を所持する場合、車を好きに使えるというメリットがあります。
車を共有するわけではないのでいちいち車を使ってもよいのかを恋人に確認することもなく、自分の車なのだから土足禁止にしても喫煙禁止にしても文句を言われません。
特に地方で仕事をしている場合は車がないと仕事もままならないことも多いため、車を1台ずつ所持することも珍しくないようです。
また、車を1台ずつ持っていれば、破局の際に車を原因として争う必要がなくなります。
おたがいの車の維持費を自分達で支払っているので、お金の精算をせずに済むためです。
破局した後に新しく車を買う必要もないので、破局による損失も抑えられるでしょう。
同棲生活での車の購入は中古がおすすめ
同棲生活なら車の購入は、中古車がおすすめです。
この章では、以下のことをお伝えしていくので、車を買うときの参考になれば幸いです。
- 同棲生活で中古車をすすめる3つの理由
- 中古車の購入方法
- 中古車を買うならがおすすめ
同棲生活で中古車をすすめる3つの理由
以下の3つの理由から、同棲生活では中古車を購入することをおすすめします。
- 費用が浮くため結婚資金を貯められる
- 破局したときのリスクを回避できる
- 子どもが大きくなったとき新車を買いやすくなる
中古車を買うことのメリットは、主にお金に余裕ができることです。
というのも、結婚式費用や出産費用、引越し費用や新居購入費用など、結婚をしたら多くのお金が必要になります。
それなのに300万円以上もする新車を買ってしまうと収入によってはかつかつの生活になり、結婚式ができなかったり子供をつくる時期を見送ったりすることになるかもしれません。
ローンが車だけではなく奨学金などもあるとしたら、一軒家を買うような余裕がなくなることも考えられるでしょう。
その点、中古車は新車価格の1~2割程度で購入できます。
3~5年は普通に乗れる車ばかりで、週末に乗る程度ならもっと長い期間乗ることだってできるのです。
実際に10年が経過している中古車を購入して乗っていましたが、日本1周しても問題ないほど性能面に問題を感じませんでした。
日常生活を送るだけなら、中古車で十分間に合うはずです。
中古車を買えば、200万円以上のお金を浮かせることができます。
200万円あれば結婚式の自己負担額だけではなくハネムーン代も賄えるので、ローンを組んで新車を買わずに中古車を買ってみてはいかがでしょうか。
中古車の購入方法
中古車を買うには、以下の手順が一般的です。
- インターネット、もしくは店頭で欲しい中古車を見つける
- 中古車を確認して見積りをしてもらう
- 契約手続きをする
- 必要書類を作る
- 自動車保険(任意)に加入する
- 駐車場を借りる
- 中古車料金を支払う
- 納車する
- 中古車の登録手続きを行う
中古車を買うときは、登録手続きといった面倒な作業があります。
しかし、オプションを追加することでこういった面倒な手続きを代行してもらえるので、時間がない場合は代行してもらうのがおすすめです。
また、登録手続きを代行してもらうには以下のものが必要になります。
- 自分の実印
- 自分の印鑑証明
- 自分の車庫証明書
- 車検証
- 自分の委任状
車検証明書が必要になるので、中古車を購入する前に駐車場の契約を済ませておいてください。
ちなみに、自分で登録手続きを行うには以下のものが必要になります。
- 自分の実印
- 自分の印鑑証明
- 自分の車庫証明書
- 車検証
- 旧所持者の実印が捺してある委任状
- 旧所持者の印鑑証明
- 譲渡証明書
- 登録申請書
- 手数料納付書
このように、自分で登録手続きを行うには多くの書類をそろえる必要があります。
登録手続きをするにも1日かかることもあるので、登録手続きは代行してもらったほうがよいでしょう。
中古車を買う5つの方法
中古車を買うには、以下の5つの方法があります。
- 中古車販売店で購入する
- 個人間売買で購入する
- オークションで購入する
- 中古車検索サイトで購入する
- ディーラーから中古車を購入する
さまざまな方法がありますが、まずはインターネットで中古車を検索するのがおすすめです。
どんな車がどのぐらいの相場なのかを確認することで、妥当な値段で中古車を買えるようになるでしょう。
インターネットで検索する場合、グーネットで検索するのが一般的です。
検索してもよく分からない場合は、中古車お探しサービスに相談してみてもよいでしょう。
車購入の代替案
頻繁に車を利用しないならば、以下の2のような代替案があります。
- レンタカーを利用する
- カーシェアを利用する
これらの方法なら、車検や自動車税のような維持費を支払うこともなく、車を購入する資金も必要ありません。
年に20回程度しか車を使わないのであれば、この2つの方法で十分事足りるでしょう。
ちなみに、レンタカーを利用する場合は一括検索サイトを利用することをおすすめします。
「skyticket」といったような一括検索サイトを使えば、周辺のレンタカーショップにあるもっとも安いレンタカーを借りられるためです。
同じ車を借りるとしてもレンタカーショップによって大きく料金が異なるので、下手に高額なレンタカーショップでレンタルしないようにするためにも「skyticket」を使うようにしましょう。
同棲生活で車を買うならお金の管理を慎重に
車を購入すれば、観光やデートなどの行動範囲がぐんと広がります。
今よりももっと豊かな同棲生活になるはずなので、行動範囲を広げたい場合は車の購入がおすすめです。
しかし、車の購入方法によっては、結婚資金を貯められなくなったり、破局した際にトラブルが生じたりする恐れがあります。
車を購入するのなら、将来を見据えるとともに破局しても問題を生じさせないようなルールつくりをするようにしましょう。