大間といえば、やはり大間マグロを思い浮かべますよね。
ほかの地域でもクロマグロは獲れるのですが、大間で獲れるクロマグロは他の地域よりも美味しいとされています。
せっかく大間に行くのであれば、やはり大間マグロを食べたいと思うは必然でしょう。
しかし、大間崎周辺には、たくさんの飲食店があります。
どこで食事を取るのか悩む人も少なくないと思います。
今回ぼく達は、大間崎でも人気がある「お食事処かもめ」に訪れてみました。
この記事では、お食事処かもめに訪れた感想や注意点をお伝えするので、どこのお店にするか悩んでいるのであれば、参考にしてください。
・恐山の服装は軽装でも大丈夫?恐山観光のポイントやアクセス方法を紹介!
・白神山地で必要な服装や持ち物は?暗門の滝での感想や所要時間
・八食センターの食事はどこがおすすめ?市場を楽しみたいなら七厘村
お食事処かもめに訪れた感想
お食事処かもめに訪れたのは、8月の日曜日。
ちょうどねぶた祭りと重なる日に、お食事処かもめに訪れたのです。
ねぶた祭りと重なるだけあって、お昼ごろのお食事処かもめは大変にぎわっていました。
団体客も来ていたようで、スタッフ達はとても忙しそうです。
そんななか、彼女と2人でお食事処かもめに訪問。
忙しそうな中、3色丼とマグロ丼を頼みました。
家族客が多く子供がよく訪れるためか、ほぼすべての丼にハーフサイズがあります。
お食事処かもめ周辺には、ウニやたこなど食べ歩きできるような食べ物が売られているので、食べ歩きがしたい方はハーフサイズを選んだほうがよいかもしれません。
ぼく達も、お食事処かもめの後に何か食べようと考えていたので、3色丼はハーフサイズをチョイス。
実際、提供される海鮮丼の量は、なかなか多めだったので、よい判断だったと思います。
もしかしたら、食の細い女性だったら、1人前は食べられないかも?
注文から10分ほどテレビを見て待っていたら、3色丼とマグロ丼の登場です。
豪快に盛られているウニ・イクラ・ホタテの3色丼。見るだけでも美味しいのが伝わってきます。
マグロ丼も見た目が美味しそうです。
2,800円という比較的高価な価格設定なため、期待をもてます。
まずは3色丼のほうから、食べてみました。
ウニやイクラは当然のように美味しいです。
しかし、もっとも驚いたのはホタテ。
ホタテがなんて甘いこと!
食感も弾力があり、スーパーで買うような水っぽさは感じられません。
これほど美味しいホタテを食べたのは、北海道以来です。
次は、お食事処かもめに来た目的であるマグロ丼です。
時期的に大間の新鮮なマグロではないとのことですが、2,800円という値段の高さは自信の表れなのでしょう。
大トロ・中トロ・赤身が入ったマグロ丼にがっついてみました。
しかし、結論からいうと、少々期待はずれでした。
いくら大間のマグロではないからといって、約3千円もするマグロ丼です。
それなのに、水っぽく、美味しさを感じられません。
これなら1,800円でも高いと感じてしまいます。
大間で大間以外のマグロを食べている自分もなかなかどうかと思うのですが、このマグロ丼を約3千円で提供するのもどうなのでしょうか。
もういっそのこと、夏はウニやホタテで押し切ったほうがよいのではないかと思うほどです。
とはいえ、ぼくのように「大間=マグロ」と考えている人もいるため、がんばって近海のマグロを取り扱っているのだと思います。
でも、正直これは、期待はずれというほかありません。
ということで、大間崎にある「お食事処かもめ」に訪れてみたわけですが、どうやら夏はウニやホタテを食べるべきだと思います。
イクラも時期はずれなわけですし、マグロは大間以外だったり、冷凍ものだったりするので、大間で食べる必要がありません
しかも、それでも値段が異様に高いので、損する感情のほうが大きいと思います。
地元の方から話を伺ったら、大間で取れた旬のマグロは、本当に美味しいそうです。
マグロという概念が書き換えられるほど、そこらで食べるものと味が異なると言っていました。
もし、大間でマグロを食べようと思っているのであれば、確実にマグロの旬の時期に行くべきだと思います。
ちなみに、お食事処かもめとは、大間崎でも人気がある食事処のひとつです。
食べログのような口コミサイトでも、大間エリアではランキング上位を獲得しています。
以前までは「かもめ食堂」という店名で営業していたのですが、今では「お食事処 かもめ」という店名になっています。
どうやら、一時期閉店したいたようで、新たに店名を受け継いで新規開店したのだとか。
お食事処かもめに訪れるときの3つの注意点
お食事処かもめに訪れるなら、以下の3つのことに注意しておきましょう。
- マグロの旬は秋から冬
- 夏に訪れるならウニやホタテがおすすめ
- 秋に訪れる場合はスタッドレスタイヤを
これらを注意しないと、事故を起こしたり、損をしたりすることにつながります。
それぞれお伝えしていくので、参考になれば幸いです。
マグロの旬は秋から冬
まず、大間のマグロは、秋から冬が旬です。
旬の時期から外れた場合、大間に訪れても美味しいマグロを食べることは難しいと思っておきましょう。
公式上では、大間のマグロは8月から獲れるようになると書かれています。
しかし、8月から獲れ始めるとは言っても、ごく少量です。
また、夏に獲れるマグロは脂がそれほど乗っていないので、旬の時期ほど美味しくはありません。
もし、大間の美味しいマグロを食べたいのであれば、かならず秋以降に行きましょう。
できれば11月を過ぎたあたりが好ましいそうです。
夏に訪れるならウニやホタテがおすすめ
美味しいマグロは秋から冬に食べられる。
そうは言っても、ねぶた祭りは夏だし、夏に大間に行く人も少なくないでしょう。
もし、夏に大間に訪れるのであれば、夏が旬の食材を食べることをおすすめします。
前述したように、夏に食べるマグロは値段が高いのにそれほど美味しくはありません。
食べるだけ損してしまうかもしれないのです。
それに対して、夏が旬のウニやホタテなら、本当に新鮮で美味しいものを食べられます。
びっくりするほど美味しいです。
ほかにも、しじみ、スルメイカやホヤなどが旬なので、夏に大間に訪れるのであればそれらを食べることをおすすめします。
青森の旬の食材は、以下のURLを参考にしてみてください。
⇒https://www.umai-aomori.jp/calendar.html
秋に訪れる場合はスタッドレスタイヤを
11月ごろが旬である大間のマグロ。
しかし、大間は本州最北部にある青森県に存在します。
雪への対策は必要不可欠です。秋以降に訪れるのであれば、かならずスタッドレスタイヤを装着しましょう。
とはいえ実際のところ、秋に積雪するような雪が降ることは、あまり多くありません。
降ってもぱらぱら程度なんだとか。
ですが、11月ごろになるとあちこちで路面凍結が起きるため、早朝や深夜の運転は危険を伴います。
土地勘がない方や、車の運転に慣れていない方がノーマルタイヤだと、事故を起こしてしまう確率をぐんと上げることにつながり大変危険です。
そのため、雪が降らないとはいえ、11月ごろに大間に訪れるのであれば、かならずスタッドレスタイヤを装着してください。
レンタカーを利用する場合も、スタッドレスタイヤを装着してもらうように前もってお願いしておきましょう。
かもめ食堂へアクセス方法と駐車場
かもめ食堂は、大間崎のすぐ近くにあります。
そのため、この章では、大間崎へのアクセス方法と駐車場の位置をお伝えしていきます。
車でのアクセス方法と駐車場位置
青森空港~大間崎
時間:3時間
距離:161km
青森空港から大間崎までは、約3時間でたどり着けます。
秋・冬は、積雪と路面凍結が起こります。かならずスタッドレスタイヤを装着して、タイヤチェーンを持ち運びましょう。
大間崎の駐車場は、約40台が駐車できます。
無料で使えますが、繁忙期は混雑するので、少し時間をずらすとよいかもしれません。
カーナビを利用して大間崎駐車場に訪れる場合は、以下の住所を入力しましょう。
「青森県下北郡大間町大字大間大間平17−1」
ちなみに、大間崎駐車場の位置は、以下のマップの赤いピンの位置です。
少し分かりにくいので、前もって確認しておくことをおすすめします。
公共機関の乗り物でのアクセス方法
青森駅~下北駅(電車)
時間:2時間
料金:2,180円
下北駅~大間崎(下北バス・佐井線)
時間:1時間40分
料金:1,990円
青森駅から大間崎に訪れる場合、あわせて約4時間と、1人当たり4千円ほどの出費が必要です。
電車とバスを利用するため、かならず時刻表を事前に確認しておきましょう。
時刻表⇒http://www.0175.co.jp/s/new-s-bus/sai.pdf
※2019年10月に実施される増税により、運賃が改定されるそうです。記述されている運賃よりも数%高くなることが考えられるので、公式HPで確認することをおすすめします。
ちなみに、ぼく個人としては、公共機関を利用するより、レンタカーでの移動をおすすめします。
レンタカーを2泊3日で借りても2万円弱ほどですし、青森を観光するのであれば車は欠かせません。
重い荷物を運ぶ必要もなくなるので、旅の疲れを軽減することもできます。
複数人で借りるのであれば料金的にもレンタカーのほうがお得なので、青森観光をするならレンタカーを借りてみてはいかがでしょうか。
もし、レンタカーを借りるのであれば、「skyticketレンタカー」を利用することをおすすめします。
「skyticketレンタカー」は、一括見積もりをすることができるため、一番安い業者を探せるのです。
中には数万円以上もの違いがある業者もあるので、無駄な出費を抑えるためにも、「skyticketレンタカー」を利用しましょう。
お食事処かもめの定休日や営業時間などの基本情報
名称:お食事処かもめ
住所:青森県下北郡大間町大字大間大間平17−733
定休日:なし
営業時間:9:00~16:00頃
問い合わせ先:0175-37-4002
駐車場:大間崎駐車場を利用(無料)
大間崎の混雑具合は?
大間崎は、青森でも人気がある観光スポットのひとつです。
そのため、繁忙期は人が多く集まります。
しかし、ねぶた祭りと重なる日曜日でも、駐車場に空きがあるほどでした。
お店も混雑しているとはいえ、15分も待てば入店できる程度です。
GWやお盆などの連休以外であれば、それほど混雑しないと考えてよいでしょう。
GWやお盆以外にも、マグロ感謝祭の日は混雑することが考えられるので気をつけてください。
大間で開かれるマグロ感謝祭とは?
大間で毎年開かれるお祭りのひとつに、「マグロ感謝祭」という催しがあります。
2001年から行われており、毎年1万人以上もの人が訪れる大間町の一大イベントです。
マグロ感謝祭では、マグロの解体ショーや即売会が行われています。
毎年1万人以上もの人が訪れるのですから、相当質がよいマグロが売られているのでしょう。
しかし、2018年・2019年は、マグロ感謝祭が中止になりました。
理由は、クロマグロの漁獲規制の影響で、解体ショーの出すマグロの確保が難しくなったからだとか。
追加で大きな漁獲枠を獲得できない限り、マグロ感謝祭の開催は難しいそうです。
まぁ、クロマグロは絶滅危惧種に登録されていますし、絶滅させないためにも仕方がないことだと思います。
ちなみに、マグロ感謝祭が中止でも、マグロの即売会は実施するようです。
2019年は9月に行われるそうなので、訪れてみてはいかがでしょうか。
大間崎周辺にある観光スポット
大間岬は、あくまでご飯を食べるところです。2時間あれば足りてしまうでしょう。
しかし、せっかく下北半島に来たのですから、ほかの観光スポットも訪れておきたいところ。
そこでこの章では、下北半島で訪れておきたい観光スポットを紹介していきます。
下北半島に訪れることなんて滅多にないことだと思うので、この機会に遊びつくしましょう!
恐山(大間崎から1時間15分)
恐山とは、日本三大霊場のひとつとして有名なスポットです。
死者を口寄せできるイタコがいることでも有名で、毎年多くの観光客が足を運びます。
また、恐山の入山料を支払えば、温泉に無料で入れます。
温泉に入る人は意外に少ないので、入浴してみてはいかがでしょうか。
・恐山の服装は軽装でも大丈夫?恐山観光のポイントやアクセス方法を紹介!
仏ヶ浦(大間崎から1時間)
仏ヶ浦は、巨大な崖や岩が特徴的な景勝地です。
大町桂月の和歌によって、仏ヶ浦が広く知られるようになりました。
散策・鑑賞スポットで有名な仏ヶ浦ですが、仏ヶ浦からは観光遊覧船も出ています。
仏ヶ浦から北にある佐井港までのコースで、往復1時間半の旅を体験することが可能です。
仏ヶ浦全貌はこの観光遊覧船でしか見られないので、余裕があれば観光遊覧船に乗ってみるとよいでしょう。
仏ヶ浦観光遊覧船HP⇒https://hotokegaura.jp/
尻屋崎(大間崎から1時間15分)
大間崎・恐山・仏ヶ浦とは異なり、知名度が低い尻屋崎。
しかし、もしかしたら尻屋崎がもっとも楽しいスポットかもしれません。
尻屋崎には、以下の2つの観光ポイントがあります。
- 灯台の頂上から見る太平洋、津軽海峡
- 放牧されている貴重な寒立馬との触れ合い
参観料を支払うことで、灯台内部に入れます。
そこから128段の階段を上れば、灯台の頂上に到着です。
頂上からは、太平洋、津軽海峡を一望できます。
この高さから海を一望できることも珍しいですし、灯台内部に入れることも珍しい体験です。
なかなか日常では味わうことができない体験なので、下北半島に訪れたらこの灯台に登ってみましょう。
また、寒立馬が放牧されているのも、尻屋崎の魅力のひとつです。
寒立馬とは、国内に30頭程度しかいない非常に貴重な馬のことです。
尻屋崎以外では、見ることはできないでしょう。
そんな寒立馬が、尻屋崎では放牧されているのです。
触れ合うこともできますし、時期によっては生まれたての仔馬を見ることだってできます。
30頭しかいないため、遭遇できるかは微妙ですが、自然に放牧されている馬を見る機会なんてほとんどありません。
この機会を逃したら一生ないかもしれないので、下北半島に訪れた際は、ぜひとも尻屋崎で寒立馬を探してみましょう。
お食事処かもめは美味しいけれど、旬の食材を食べよう!
お食事処かもめは、非常に美味しいランチを食べられます。
料金的には高いですが、よい旅の思い出となる味を堪能できるでしょう。
しかし、お食事処かもめに限らず大間に行くのであれば、旬の食材を食べることをおすすめします。
夏に行くのであれば、ウニやホタテを。
秋に行くのであればマグロやイクラを食べるようにしましょう。
旬の食べ物は飛び切り美味しいのですが、旬でない場合は冷凍だったり近海で取れたものが使われていたりするためあまり美味しくはありません。
せっかく大間に行くのだからマグロを食べたい気持ちは分かりますが、旬が外れている場合、そのマグロは大間のものではない可能性が高いのです。
大間マグロの旬は秋から冬ですので、大間マグロを食べたい場合は、秋から冬の間に訪れるようにしてください。
そのときは、スタッドレスタイヤをお忘れなく!
以上で、「大間のランチで有名なお食事処かもめ!訪れた感想や注意点を紹介!!」をおわります。